Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.1) E79319-01 |
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Oracle Reportsの配布XMLファイルを使用して、配布の詳細を指定できます。たとえば、電子メールを通じて配布する場合は、受信者、返信先、件名などの詳細を指定できます。
この項では、配布XMLファイルの変更方法を説明します。配布の実施に必要な情報を入力する場所はすでに示しました。
レポートを配布する場合は、次のいずれかの作業が必要です。
ソース・レポート(たとえばinventory_report_dist.rdf
)と配布XMLファイル(たとえばdistribution.xml
)が同じディレクトリにあることを確認します。
または
Reports Serverからレポートを実行する場合は、宛先をXMLファイルのパスに設定します。(これは、第37.4項「レポートの実行」で説明します。)
注意: 配布の詳細は、『Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の「拡張配布の作成」の章を参照してください。 |
配布XMLファイルを編集するには:
メモ帳などのテキスト・エディタで、提供されているサンプル・ファイルdistribution.xml
を開きます。
プレースホルダ・テキスト<YourFilePath>
を検索し、このテキストを生成されるPDFの格納先となる場所の名前で置き換えます。
例: プレースホルダ・テキストを次の場所の名前で置き換えます。
d:\temp\
これにより、パスが次のように変更されます。
d:\temp\Rep_%amp;<city>.pdf
このフル・パスを使用することで、生成されたPDFファイルがd:\temp
に配置されます。
プレースホルダ・テキスト<OriginEmailAddress>
を検索し、このテキストを送信者の電子メール・アドレスで置き換えます。
プレースホルダ・テキスト<OriginEmailAddress>
のすべてのインスタンスに対して手順3を実行します。
プレースホルダ・テキスト<DestinationEmailAddress>
を検索し、このテキストを受信者の電子メール・アドレスで置き換えます。
プレースホルダ・テキスト<DestinationEmailAddress>
のすべてのインスタンスに対して手順5を実行します。
注意: この例では、静的電子メール・アドレスに電子メールを送信する方法を示します。ただし、レポートを様々な電子メール・アドレスに送信する場合は、データ・モデルに受信者フィールドを作成する必要があります。さらに、distribution.xml のex2 セクションで、プレースホルダ・テキスト<DestinationEmailAddress> を&<recipient> で置き換えます。これで、distribution.xml ファイルの最初のセクション(ex1 )を削除できます。 |
XMLファイルを、inventoryreport_dist_
your_initials
.rdf
を保存したディレクトリに保存します。
注意: XMLファイルの場所は実行時に指定できるため、XMLファイルを必ずしもRDFと同じディレクトリに保存する必要はありません。distribution.xml とRDFをReports Pathに配置するか、コマンドラインURLで完全なパスを入力するか、いずれかを行う必要があります。 |
これで配布XMLファイルのカスタマイズが完了しました。このカスタマイズによって、個々の倉庫のレポートがすべて1つの電子メールに添付されて本社に送信され、各レポートが1つずつ添付された複数の電子メールが個々の倉庫に送信されるようになります。