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Oracle® Fusion Middleware Forms Servicesデプロイメント・ガイド
12c (12.2.1.1)
E77287-01
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C 構成ファイルの場所とサンプル

この項では、構成ファイルとそのデフォルトの場所のリストを示します。また、システムにインストールされているデフォルトの構成ファイルのサンプルも紹介します。デフォルト値の中には、場所やパスのように変更できるものもあります。

C.1 Forms構成ファイルの場所

表C-1は、UNIXでのForms構成ファイルのデフォルトの場所を示しています。Windowsでも、これらのファイルの場所はほぼ同じです。

表C-1 リリース12.2.1でのファイルとその場所のリスト

ファイル名 リリース12.2.1での場所

formsweb.cfg

$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_12.2.1/config

default.env

$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_12.2.1/config

base.htm

$FORMS_INSTANCE/server

basejpi.htm

$FORMS_INSTANCE/server

webutilbase.htm

$FORMS_INSTANCE/server

webutiljpi.htm

$FORMS_INSTANCE/server

ftrace

$FORMS_INSTANCE/server

web.xml

$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INF

weblogic.xml

$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INF

forms.conf

$OHS_INSTANCE/config/OHS/<OHS INSTANCE NAME>/moduleconf

jvmcontroller.cfg

$FORMS_INSTANCE/tools/jvm/

webutil.cfg

$FORMS_INSTANCE/server

Registry.dat

$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_12.2.1/config/oracle/forms/registry

base.jnlp

$FORMS_INSTANCE/server

basejpi_jnlp.htm

$FORMS_INSTANCE/server

basessa.txt

$FORMS_INSTANCE/server

webutil.jnlp

$FORMS_INSTANCE/server

webutilsaa.txt

$FORMS_INSTANCE/server


C.2 Forms Web構成ファイル

構成ファイルformsweb.cfgを使用して、実行時に使用されるアプレット・パラメータおよびサーブレット・パラメータを設定します。この構成ファイル内のアプレット・パラメータは、$FORMS_INSTANCE/serverにあるFormsテンプレート・ファイルに定義されています。ファイルの編集の詳細は、第3.2項「Forms Servicesの構成」を参照してください。

C.3 Forms環境変数構成ファイル

構成ファイルdefault.envを使用して、実行時に使用される環境変数を設定します。ファイルの編集の詳細は、第3.3項「環境変数の管理」を参照してください。

C.4 web.xml

web.xmlファイルは、Forms Java EEアプリケーションのWebアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルです。このファイルは$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INF/にあります。上級ユーザーは、web.xmlファイルを編集して次のことを実行できます。

  • 別のテスト・オプションを使用可能にする。

    Oracle Fusion MiddlewareのインストールでOracle Formsを正しく実行できない場合、セキュリティ上の理由から通常は使用できないようになっているテスト・オプションを使用可能にすると役立つ場合があります。このオプションを使用するには、web.xmlファイルを編集してfrmservletのtestModeパラメータをtrueに設定します。次にWebサーバー(またはOracle WebLogic管理対象サーバー)を再起動します。追加のオプションがFormsサーブレットの管理ページ(http://<your_web_server_hostname>:<port>/forms/frmservlet/adminなどのURLでアクセス可能)に表示されます。

  • (Formsサーブレットではなく)静的HTMLページを使用してOracle Formsを実行する。

    Oracle FormsアプリケーションをFormsサーブレット以外の方法(静的HTMLページやJSPなど)で実行している場合、formsweb.cfgファイルのパラメータ設定は使用されません。そのため、Listener ServletにworkingDirectoryやenvFileなどのサーブレット・パラメータを定義する必要があります(Formsランタイム・プロセスの現在の作業ディレクトリや、使用する環境設定が含まれたファイルを指定します)。

    サーブレットのマッピングはweb.xmlで定義します。表C-2にサーブレットのマッピングをいくつか示します。

    表C-2 web.xmlのサーブレットのマッピング

    URLパス マッピング先 目的

    /forms/frmservlet

    サーブレット・マウント・ポイント

    Formsサーブレット

    フォームを実行するHTMLページを作成します。

    /forms/lservlet

    サーブレット・マウント・ポイント

    Formsリスナー・サーブレット


    Formsアプレットからのメッセージ通信量を処理します。


C.5 weblogic.xml

weblogic.xmlは、Webアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルです。このファイルは$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INFにあります。

C.6 forms.conf

12cでは、Forms Servicesアプリケーションのデプロイ先である管理対象サーバーに対するWebLogicハンドラのマッピングをforms.confで定義しています。詳細は、第4.2.3項「Oracle HTTP Listenerの構成ファイル」を参照してください。

C.7 Registry.dat

場所: $DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_12.2.1/config/oracle/forms/registry

このファイルを使用すると、Forms Servicesで使用するデフォルトのフォント、フォント・マッピングおよびアイコンを変更できます。詳細は、第3.7項「Forms Servicesで使用するフォント、アイコンおよびイメージのデプロイ」を参照してください。

C.8 jvmcontroller.cfg

jvmcontrollerパラメータを使用すると、特定のJVMコントローラを使用するようにFormsアプリケーションを構成できます。このパラメータはformsweb.cfgで指定します。JVMコントローラで使用するパラメータは、そのJVMコントローラの構成ファイルjvmcontrollers.cfgで指定します。このファイルは$FORMS_INSTANCE/tools/jvm/にあります。詳細は、第10.8項「Fusion Middleware ControlからのJVMプーリングの管理」を参照してください。

C.9 webutil.cfg

webutil.cfgファイルは、実行時のWebUtilを構成するために使用するファイルの1つです。このファイルの詳細は、第4.2.6項「WebUtilの構成ファイルおよびテンプレートHTMLファイル」を参照してください。このファイルは$FORMS_INSTANCE/server/にあります。

C.10 ftrace.cfg

ftrace.cfgファイルを使用して、診断に使用される様々な構成パラメータを構成します。これは$FORMS_INSTANCE/server/にあります。詳細は、第12.2項「Forms Traceの有効化と構成」を参照してください。