この項では、構成ファイルとそのデフォルトの場所のリストを示します。また、システムにインストールされているデフォルトの構成ファイルのサンプルも紹介します。デフォルト値の中には、場所やパスのように変更できるものもあります。
表C-1は、UNIXでのForms構成ファイルのデフォルトの場所を示しています。Windowsでも、これらのファイルの場所はほぼ同じです。
表C-1 リリース12.2.1でのファイルとその場所のリスト
ファイル名 | リリース12.2.1での場所 |
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構成ファイルformsweb.cfgを使用して、実行時に使用されるアプレット・パラメータおよびサーブレット・パラメータを設定します。この構成ファイル内のアプレット・パラメータは、$FORMS_INSTANCE/server
にあるFormsテンプレート・ファイルに定義されています。ファイルの編集の詳細は、第3.2項「Forms Servicesの構成」を参照してください。
構成ファイルdefault.envを使用して、実行時に使用される環境変数を設定します。ファイルの編集の詳細は、第3.3項「環境変数の管理」を参照してください。
web.xml
ファイルは、Forms Java EEアプリケーションのWebアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルです。このファイルは$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INF
/
にあります。上級ユーザーは、web.xml
ファイルを編集して次のことを実行できます。
別のテスト・オプションを使用可能にする。
Oracle Fusion MiddlewareのインストールでOracle Formsを正しく実行できない場合、セキュリティ上の理由から通常は使用できないようになっているテスト・オプションを使用可能にすると役立つ場合があります。このオプションを使用するには、web.xmlファイルを編集してfrmservletのtestModeパラメータをtrueに設定します。次にWebサーバー(またはOracle WebLogic管理対象サーバー)を再起動します。追加のオプションがFormsサーブレットの管理ページ(http://<your_web_server_hostname>:<port>/forms/frmservlet/adminなどのURLでアクセス可能)に表示されます。
(Formsサーブレットではなく)静的HTMLページを使用してOracle Formsを実行する。
Oracle FormsアプリケーションをFormsサーブレット以外の方法(静的HTMLページやJSPなど)で実行している場合、formsweb.cfg
ファイルのパラメータ設定は使用されません。そのため、Listener ServletにworkingDirectoryやenvFileなどのサーブレット・パラメータを定義する必要があります(Formsランタイム・プロセスの現在の作業ディレクトリや、使用する環境設定が含まれたファイルを指定します)。
サーブレットのマッピングはweb.xml
で定義します。表C-2にサーブレットのマッピングをいくつか示します。
weblogic.xml
は、Webアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルです。このファイルは$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INF
にあります。
12cでは、Forms Servicesアプリケーションのデプロイ先である管理対象サーバーに対するWebLogicハンドラのマッピングをforms.conf
で定義しています。詳細は、第4.2.3項「Oracle HTTP Listenerの構成ファイル」を参照してください。
場所: $DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_12.2.1/config/oracle/forms/registry
このファイルを使用すると、Forms Servicesで使用するデフォルトのフォント、フォント・マッピングおよびアイコンを変更できます。詳細は、第3.7項「Forms Servicesで使用するフォント、アイコンおよびイメージのデプロイ」を参照してください。
jvmcontroller
パラメータを使用すると、特定のJVMコントローラを使用するようにFormsアプリケーションを構成できます。このパラメータはformsweb.cfg
で指定します。JVMコントローラで使用するパラメータは、そのJVMコントローラの構成ファイルjvmcontrollers.cfg
で指定します。このファイルは$FORMS_INSTANCE/tools/jvm/
にあります。詳細は、第10.8項「Fusion Middleware ControlからのJVMプーリングの管理」を参照してください。
webutil.cfg
ファイルは、実行時のWebUtilを構成するために使用するファイルの1つです。このファイルの詳細は、第4.2.6項「WebUtilの構成ファイルおよびテンプレートHTMLファイル」を参照してください。このファイルは$FORMS_INSTANCE/server/
にあります。
ftrace.cfg
ファイルを使用して、診断に使用される様々な構成パラメータを構成します。これは$FORMS_INSTANCE/server/
にあります。詳細は、第12.2項「Forms Traceの有効化と構成」を参照してください。