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Oracle® Fusion Middleware Forms Servicesデプロイメント・ガイド
12c (12.2.1.1)
E77287-01
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2 Oracle Forms Servicesの新機能

この章では、Oracle Fusion Middleware Forms Services 12cの機能と改良点について説明します。

Oracle Forms Services 11gリリース2の新機能のリストは、「Oracle Forms Servicesの新機能」(http://docs.oracle.com/cd/E48391_01/doc.11120/e24477/whats_new.htm)を参照してください

2.1 Oracle BI-Publisher統合

Oracle Formsの以前のバージョンでは、Oracle Reportsとの統合が可能でした。Oracle Formsのこのリリースでは、Oracle BI-Publisherとの統合も可能になりました。これにより、開発者には、レポート・ツールの1つを使用する選択肢と両方を使用する選択肢が用意されました。詳細は、Form Builderのヘルプを参照してください。

2.2 JVMコントローラの改善

このリリースには、トラブルシューティングをより簡単にできるよう改善された診断機能が含まれます。JVMの負荷分散および改善されたメモリー処理により、パフォーマンスが向上します。詳細は、第10章「Java仮想マシンの構成と管理」を参照してください。

2.3 カスタマイズ可能な色スキーム

Oracle Formsの以前のリリースでは、アプレット・パラメータcolorSchemeに関連付けられた9つの色スキームが公開されていました。このリリースでは、カスタム色スキームを作成してから実行時に適用できるようになりました。アプリケーションのコーディングの変更は不要です。

詳細は、第3章「カスタム・ランタイム色スキームの作成」を参照してください。

2.4 アプレット・パラメータ

管理者は、新しいアプレット・パラメータを使用することにより、アプリケーション・コードを変更しなくてもアプリケーションのルック・アンド・フィールを高めることができます。従来、このような機能を使用するには、Forms Java BeansまたはプラガブルJavaコンポーネントの開発、または他のアプリケーション・コーディングの変更が必要でした。

詳細は、第3章「Forms構成パラメータ」を参照してください。

2.5 環境変数

管理者は、新しい環境変数を使用することにより、アプリケーション・コードを変更しなくてもアプリケーションの動作を改善できます。詳細は、第3章「環境変数の管理」を参照してください。

2.6 SSO統合の改善

Oracle Formsの以前のバージョンでは、アプリケーションがアクセスを行うために可能なのはシングル・サインオンのみでした。シングル・サインオフは不可能でした。Oracle Formsのこのリリースでは、オンデマンド・オプションを使用するか、従来のアプリケーション終了プロセス中に、シングル・サインオフする機能が用意されています。

詳細は、第9章「Oracle Access ManagerでのForms Servicesの使用」を参照してください。

2.7 クライアント・デプロイメント・オプション

このリリースには、4つのクライアント・デプロイメント・タイプが用意されています。管理者およびアプリケーション開発者がクライアント・デプロイメント・タイプを選択できるようにすることにより、必要な機能やアプリケーション・タイプに最も適した方法でアプリケーションをエンドユーザーに提供することが可能になります。

詳細は、第4.4項「クライアントの構成に関する注意事項」を参照してください。

2.8 Form Builder専用のインストール・オプション

この新しいインストール・オプションには、Form Builderおよびその関連ユーティリティのみをインストールする機能が用意されています。ランタイムまたは関連コンポーネントはインストールされません。ランタイム環境が必要ない場合は、より軽量のインストール・オプションが役に立ちます。

詳細は、『Oracle Forms and Reportsのインストール』ガイドを参照してください。