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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence移行ガイド
12c (12.2.1.1)
E77366-01
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1.1.2 何がどのように移行されるかの理解

Oracleは、Business Intelligenceの12cリリースで、既存の機能に対して多くの拡張機能を導入しました。場合によっては、これらの拡張機能で既存の機能を置き換えたり、様々な方法でそれを再実装しています。既存の11gの機能および構成は、可能なかぎり対応する12cシステムに移行されます。12cシステムの表示や動作が異なる場合もありますが、最終的な結果は機能的に同じことが期待できます。

効率的な移行方法により、Oracle BI 11g環境から12c環境にメタデータおよび構成を移行できます。このプロセスの目的は、元の11gシステムの外観および動作を12c環境で正確に再現することではありません。11gの外観および動作を再現することは不可能ではありませんが、時間がかかり、困難を伴う場合があります。たとえば、ダッシュボードおよびプロンプトは12cでは異なる方法で表示され、11gの外観を再作成するには、大量の人手の介入が必要になります。また、Oracle BI 12cに移行する意味がなくなります。つまり、12cに導入された拡張機能が利用できなくなります。

次のコンポーネントが移行されます。
  • Oracle BIサーバー: これには、NQSConfig.INIとopmn.xml環境が含まれます。

    Oracle BIプレゼンテーション・サービス: これには、instanceconfig.xmlが含まれます。

  • Oracle BI Publisher: これには、scanner.xml、xdo.cfg、xmlp-server-config.xml、datasources.xml、xdodelivery.cfg、cupsprinters.cfg、マップ・ディレクトリ、プラグイン・ディレクトリが含まれます。

次のメタデータが移行されます。

opmn.xmlファイルに含まれている次のOPMNプロパティは、構成の移行中に12cに移行されません。
  • obips
  • obiccs
  • obijh
  • obisch

ただし、OBISプロパティは移行されます。