Oracle BIサーバーでは、使用状況トラッキング・データの収集がサポートされます。使用状況トラッキングが有効な場合、BIサーバーは各問合せについて使用状況トラッキング・データを収集します。次に、統計情報が使用状況トラッキング・ログ・ファイルに書き込まれるか、データベース表に直接挿入されます。12cシステムの移行と構成を完了した後、NQSConfig.INIファイルで使用状況トラッキングを有効化する必要があります。
使用状況トラッキングを構成するには:
- リポジトリをオンライン・モードで開きます。
- RCUスキーマからS_NQ_ACCTおよびS_NQ_DB_ACCT表をインポートします。
- NQSConfig.INIファイルで、
USAGE_TRACKING
=YESを設定し、PHYSICAL_TABLE_NAMEおよびCONNECTION_POOLを更新します。
- 次の表をインポートして、初期化ブロック実行およびサマリー・アドバイザ機能に関連する問合せ統計をトラッキングします。
- S_NQ_INITBLOCK
- S_NQ_SUMMARY_ADVISOR
- 初期化ブロック・ロギングを有効化するには、NQSConfig.INIファイルで
INIT_BLOCK_TABLE_NAME
およびINIT_BLOCK_CONNECTION_POOLを更新します。
- サマリー・アドバイザ・ロギングを有効化するには、NQSConfig.INIファイルで
SUMMARY_STATISTICS_LOGGING
=YESを設定し、SUMMARY_ADVISOR_TABLE_NAMEを更新します。
- BI Serverを再起動します。
使用状況トラッキングの詳細は、
『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』の使用状況トラッキングの管理に関する項を参照してください。
注意:
BI Serverの問合せが表示データによって表でトラッキングされるようにしてください。