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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data IntegratorのためのSAP ABAP ERPアダプタ・スタート・ガイド
12c (12.2.1.1)
E79326-01
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JCoのインストールと構成

SAPアダプタでは、Java Connector (JCo)を使用してSAPシステムに接続します。プロジェクトを続行する前にJCoを構成する必要があります。

JCoをインストールおよび構成する手順は次のとおりです。

  1. http://service.sap.com/connectorsから構成でサポートされるJCoバージョンをダウンロードします。サポートされるJCoバージョンは、Oracle Technology Networkから入手できる保証マトリックスで確認します。最低バージョンとしてJCo 3.0.2が必要な点に注意してください。

    注意:

    • 使用中のオペレーティング・システムおよびシステム・アーキテクチャ(32ビットまたは64ビット)と一致するSAP JCoパッケージを選択します。たとえば、ODIを32ビットのJVMで実行している場合、CPUおよびOSが64ビットでも、32ビットのSAP JCoをダウンロードする必要があります。32ビットと64ビットのアーキテクチャを組み合せると、SAP JCoで必要なネイティブ・ライブラリで接続失敗が発生するため、この組合せは不可能です。

    • odi.confには、ODI Studioに使用されるJDKパスが含まれています。

  2. 適切な配布パッケージを任意のディレクトリ<sapjco-install-path>に解凍します。

  3. 各プラットフォームに対応する<sapjco-install-path>/javadoc/installation.html内のインストール手順に従います。

  4. sapjco3.jarおよびsapjco3.dllを次のようにコピーします。

    ODI 10gの場合: sapjco3.jarおよびsapjco3.dll (またはlibsapjco3.soなどの個別バイナリ)をoracledi/driversディレクトリにコピーします。

    ODI 11gの場合: sapjco3.jarsapjco3.dll (またはそれぞれのバイナリ、たとえばlibsapjco3.so)を<ODI_HOME>/odi_miscディレクトリ(ODI Studio)、<ODI_HOME>/oracledi/agent/driversディレクトリ(スタンドアロン・エージェント)および<WLS_DOMAIN>/libディレクトリ(JEEエージェント)にコピーします。

    ODI 12cの場合: sapjco3.jarsapjco3.dll (またはそれぞれのバイナリ、たとえばlibsapjco3.so)を<ODI_HOME>/odi/sdk/libディレクトリ(ODI Studio、ODIスタンドアロン・エージェント)および<WLS_DOMAIN>/libディレクトリ(JEEエージェント)にコピーします。

  5. ODI Studioとエージェント(ある場合)を再起動します。

  6. JCoインストールをチェックします。これは、このガイドで後述する部分でもチェックします。