Oracle® Fusion Middleware Oracle Data IntegratorのためのSAP ABAP ERPアダプタ・スタート・ガイド 12c (12.2.1.1) E79326-01 |
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次の操作を、Oracle Data Integratorのインストールまたはアップグレードの後に実行します。
トポロジ・マネージャに接続します。
SAP ABAPテクノロジがマスター・リポジトリに存在しない場合は、SAP ABAPテクノロジを「シノニム挿入更新」モードで/impexp
フォルダからインポートします。
マスター・リポジトリのアップグレードを実行します。マスター・リポジトリのアップグレード・プロセスの詳細は、Oracle Data Integratorのインストールと構成を参照してください。
トポロジ・マネージャで、JavaBeanShellテクノロジを開き、「言語」タブの一覧にJYTHON言語が表示されていることを確認します。そうでない場合は、追加します。
ファイル・データ・サーバーを作成し、SAPから抽出ファイルがプッシュされて、SQL*Loader用に取り出される先となる既存のFTP/ファイル・サーバーを指すように設定します。FTP転送を使用する場合は、次のパラメータを設定します。共有フォルダ転送を使用する場合は、このデータ・サーバーの設定は関係ありません。
ホスト(データ・サーバー): FTPサーバーのIPホスト名またはIPアドレス。
ユーザー: FTPサーバーにログインするためのユーザー名。
パスワード: ユーザーのパスワード。
「LKM SAP ERP to SQL」で使用する場合、これらの追加のパラメータを構成する必要があります。
JDBCドライバ・クラス: com.sunopsis.jdbc.driver.file.FileDriver
JDBC URL: jdbc:snps:dbfile?ENCODING=UTF8
前述のURLはSAP UNICODEシステム用です。非UNICODEシステムの場合のENCODINGパラメータの詳細は、Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイドのファイル・データ・サーバーの作成を参照してください。このURLで選択するエンコーディングは、SAPアプリケーション・サーバーで使用するコード・ページと一致する必要があります。
このファイル・データ・サーバーの中に、抽出ファイルのプッシュ先となるファイル・サーバー内のフォルダを表す物理スキーマを作成します。FTP転送を使用する場合は、次の詳細を参照してください。共有フォルダ転送を使用する場合、詳細は、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』の共有ディレクトリを使用した転送(推奨)に関する項を参照してください。
データ・スキーマ: リモートの場所から抽出ファイルのアップロードやダウンロードを行うための、FTPサーバー上のパス。このパスは、SAP ERPシステムからFTPサーバーに抽出ファイルをアップロードする際に使用されます。また、抽出ファイルをダウンロードするリモート・エージェントによって使用されます。このパスにはスラッシュを使用する必要があり、スラッシュ文字で終了する必要があります。
作業スキーマ: FTPサーバーのマシン上のローカル・パス。このパスは、このマシンにインストールされているエージェントが、FTPサーバーを経由せずに抽出ファイルにアクセスするために使用されます。このアクセス方法は、LKM SAP ERP to Oracle (SQLLDR)/ LKM SAP ERP to SQLのFTP_TRANSFER_METHODパラメータがNONEに設定された場合に使用されます。作業スキーマは1つのOSファイル名であるため、スラッシュやバックスラッシュはOSに合せて使用してください。
パス名はスラッシュ/バックスラッシュで終わる必要があります。データ・スキーマと作業スキーマに対して指定されるパス名は、同一でなくてもかまいません。FTPサービスによって/sapfiles
というFTPディレクトリにアクセスできるようにすると同時に、ファイルをローカルに、c:\inetpub\ftproot\sapfiles
に格納することができます。
『Oracle Data Integratorアプリケーション・アダプタ・ガイド』のファイル転送の考慮事項に関する項を参照してください。
対応する「File Server for SAP ABAP」
という論理スキーマが存在しない場合は、作成します。この論理スキーマ名は固定であり、前のステップで作成した物理スキーマにマッピングする必要があります。