Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETインストレーションおよびアップグレード・ガイド 11gリリース1 (11.1.1.7.0) B69392-03 |
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Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETインストレーションおよびアップグレード・ガイド
11gリリース1(11.1.1.7.0)
B69392-03(原本部品番号:E14553-06)
2015年2月
このマニュアルは、Oracle WebCenter WSRP Producer for .NET(以前は.NET Application Acceleratorと呼ばれていました) 11gリリース1(11.1.1.7.0)をインストールおよびデプロイする方法について説明しています。
Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETを使用してポートレットを開発し、デプロイするには、次のハードウェアとソフトウェアが必要です。
表1 ハードウェアおよびソフトウェアの要件
コンポーネント | 要件 |
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ホスト・コンピュータ |
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プラットフォーム |
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インストール・パッケージによって、必要なファイルとフォルダが作成され、関連するシステム・ツールが構成されます。詳細は、「インストールについて」を参照してください。
インストールを開始する前に、システムがインストールの前提条件を満たしていることを確認してください。詳細は、「Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETのハードウェアおよびソフトウェアの要件」を参照してください。
Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETをインストールするには、次の手順に従います。
ローカル管理者として、またはIISを構成する権限および製品がインストールされるフォルダでファイル・アクセス権を設定する権限を持つユーザーとして、インストーラ(OracleWebCenterWSRPProducerForDotNet.msi
)を起動します。
ヒント: OracleWebCenterWSRPProducerForDotNet.msi は、Windowsプラットフォーム用のOracle Fusion Middleware 11gメディア・パックのOracle WebCenter WSRP Producer for .NET 11.1.1.7.0にあります。 |
次の表の説明に従って、インストール・ウィザードのページを完了させます。
表3 インストール・ウィザードのページ
ウィザードのページ | 説明 |
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インストール・フォルダの選択 |
製品をインストールするフォルダを入力します。 |
インストールの確認 |
製品をインストールする準備ができたら、「次へ」をクリックして続行します。 インストールの進捗状況を示すパネルが表示されます。インストーラによって一連のコマンド・ウィンドウが起動されます。 |
インストール完了 |
「閉じる」をクリックしてインストーラを閉じます。 |
インストーラによってファイルが追加され、次の内容に関する構成設定が保存されます。
インストーラによって、ローカライズされた「NETWORK SERVICE」アカウントが\wsrpdefault
ディレクトリ内のファイルに対するmodifyアクセス権を持つように設定されます。ローカライズされた「NETWORK SERVICE」アカウントは、ASP.NETアプリケーションの実行に割り当てられるデフォルトのユーザーです。
インストーラによって次のフォルダおよびファイルが作成されます。
\Uninstall_resources
: 追加した仮想ディレクトリとショートカットを適切に削除するためにインストーラが使用する実行可能ファイルが含まれます。
\assembly version
: たとえば、\v11.1.1.0。製品で必要となるアセンブリが含まれます。
注意: デフォルトでは、インストーラはアセンブリをGACに配置しません。 |
\wsrpdefault
: 次のサブフォルダにデプロイメントのサンプルが含まれます。
\App_Themes
: スタイルとスキンが含まれます。
\bin
: \wsrpdefault
フォルダに関連付けられたIISアプリケーションのアセンブリが含まれます。
\wsdl
: SOAPエンドポイント・ファイル(.asm
x)およびWSRP定義ファイル(.wsdl
)が含まれます。特に、WSRPService.wsdl
には、SOAPエンドポイントの完全修飾パスが含まれます。このファイルは、ホスト・マシンの別の完全修飾ドメイン名を設定するために使用できます。
\portlets
: Webパーツまたはアプリケーション・ファイルが含まれます。
インストーラによって、アプリケーションのIIS WebサイトとIIS仮想ディレクトリが設定されます。どちらも、前の項で説明した\wsrpdefault
フォルダをポイントするように設定されます。アプリケーション実行のために、OraAppPool2
というIISアプリケーション・プールが作成されます。
新規のWebサイトは、8678で始まる最初に使用可能なポートに設定されます。Windows 7またはWindows 2008を使用している場合は、外部からアクセスするコンピュータがこのポートを使用可能であることを確認してください(ファイアウォールにこのポート用のホールを構成することが必要となる場合があります)。
IISアプリケーションは、ルートIIS Webサイト(たとえば、http://myhost.mycompany.com:8678
)ではなく、\wsrpdefault
仮想ディレクトリをターゲットにします(たとえば、http://myhost.mycompany.com:8678/wsrpdefault
)。
インストーラによって「スタート」メニューに次の項目が追加されます。
Oracleオンライン・ドキュメント
アンインストール
WSRP 1.0 WSDL (/wsrpdefault
フォルダ内のWebパーツをWSRP 1.0ポートレットとして登録します)
WSRP 2.0 WSDL (/wsrpdefault
ォルダ内のWebパーツをWSRP 2.0ポートレットとして登録します)
デフォルトのブラウザでWSDLリンクが起動します。ポートレットを登録するには、次の項の説明に従って、それらのリンクのいずれかをWSRPコンシューマにコピーします。
インストールが成功したことを確認するには、次の手順を使用して、インストールに含まれているサンプルWebパーツのWSDLファイルをWSRPコンシューマにインポートします。
「スタート」メニューから、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle WebCenter WSRP Producer for .NET」→「WSRP 2.0 WSDL」をクリックします。ブラウザ・ウィンドウでWSDLファイルが開きます。
ブラウザ・ウィンドウのURLをコピーして、WSRPコンシューマの登録ツールに貼り付けます。エラーが表示された場合は次のようにします。
インストーラによって生成された完全修飾ドメイン名が正しいことを確認します。正しくない場合は、.wsdl
ファイルのURLとWSDLに指定されたURLの両方を調整する必要があります(WSDLファイルの場所の詳細は、「インストールについて」を参照してください)。
指定されたポートのトラフィックがホストで許可されていることを確認します。Windows 2008およびWindows 7では、ポート80でTCPトラフィックのみがデフォルトで許可されます。ファイアウォール設定の調整が必要となる場合があります。
WSRP Producerで使用可能なポートレットのリストに、Simple Date Timeという1つのポートレットが表示されます。このポートレットを選択して、ポータルに追加します。
インストールが正しく機能している場合は、次の機能を備えたサンプル・ポートレットを確認できます。
ASP.NET AJAXを使用して最新の日時を表示するボタン。
ASP.NETの標準ポストバックを使用して最新の日時を表示するボタン。
WSRPコンシューマのエディタの単一の文字列プリファレンスのパーソナライズ(Oracle WebCenter Portalの「パーソナライズ」ドロップダウン・メニューまたはOracle WebLogic Portalの「編集」ボタン)。
この項では、Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETをバージョン11.1.1.4.0から11.1.1.7.0にアップグレードする方法について説明します。
注意: .NET Application Acceleratorを使用して設計されたポートレットは、Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETに直接アップグレードできません。これらの製品の開発モデルはまったく異なっています。 |
Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETインストーラにはアップグレード・オプションがないため、11.1.1.7.0をインストールする前に11.1.1.4.0をアンインストールする必要があります。正常にアップグレードするために、次の指示に従ってください。
すべてのインストール済ファイルを新しいディレクトリにコピーして、ご使用のインストールをバックアップします。たとえば、C:\Oracle\Middleware\WSRPProducerForDotNet
をC:\Oracle\Middleware\WSRPProducerForDotNet_11.1.1.4.0_backup
にコピーできます。
「コントロール パネル」の「プログラムの追加と削除」を使用するか、「スタート」メニューのアンインストール・オプション(「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle WSRP Producer for .NET」→「アンインストール」にある)を使用してアンインストーラを実行します。
「Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETのインストール」の指示に従って、Oracle WebCenter WSRP Producer for .NET 11.1.1.7.0をインストールします。
新しいインストールの各ファイルを、手順1でバックアップしておいたカスタマイズ済のファイルに置き換えます。置換対象となるファイルは、ポートレットのデプロイ場所に応じて異なります。
インストーラが定義するデフォルトのディレクトリ(\wsrpdefault
)にポートレットがデプロイされていた場合、このディレクトリから新しいインストールのinstalldir
\wsrpdefault
フォルダにファイルをコピーすることで、以前のインストールで変更されたファイルをリストアする必要があります。一般的には、次のファイルが変更されます。
.\Web.config
.\wsrp-producer.xml
.\portlets\Resources\MasterPages\WSRP.Master
.\wsdl\1.0\wsrp_v1_bindings.wsdl
.\wsdl\1.0\WSRPService.wsdl
.\wsdl\2.0\wsrp-2.0-bindings.wsdl
.\wsdl\2.0\WSRPService.wsdl
デフォルトのディレクトリ(\wsrpdefault
)以外のフォルダにポートレットがデプロイされていた場合は、カスタム・ポートレット・フォルダ内の次のアセンブリを新しいバージョン(インストーラによってinstalldir
\wsrpdefault\bin
に保存されている)に置き換えてください。
Oracle.AJAXHelper_signed.dll
Oracle.WSRPProducer_signed.dll
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
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