管理対象オブジェクトのコンテキスト・オブジェクトは、自動宛先ラッピングを動的に使用してキューとトピックをルックアップするために使用されます。これは、自動宛先ラッピングの使用に説明されています。
自動宛先ラッピングを使用すると、アプリケーションはWebLogic JNDIコンテキストを表すアプリケーション・サーバーのJNDIツリーに管理対象オブジェクトをバインドできます。次に、アプリケーションは、このWebLogic JNDIコンテキストをルックアップし、JMS宛先の名前で、WebLogic JNDIツリー内をルックアップできます。これにより、アプリケーション・サーバー内で1つの管理対象オブジェクトのみを構成すればよくなるので、大量の宛先を持つアプリケーションの構成が簡略化されます。
次の要素を使用して、管理対象オブジェクトのコンテキスト・オブジェクトを定義します。
<adminobject-interface>
: weblogic.jms.ra.WLDestinationContextInterface
を使用します。
<adminobject-class>
: weblogic.jms.ra.WLDestinationContext
を使用します。
<config-property>
要素内で、次の構成プロパティを使用します。
group
: このadminobject
定義に関連付けされるグループの名前です。
rpContextLocation
: 管理対象オブジェクトのコンテキスト・オブジェクトを使用して、JMS宛先をルックアップする方法を記述しているリソース・アダプタに情報を提供します。これは次の構文を使用して指定します。
connector:<
connectorName
>/
groupDefinition
内で定義されているマクロが、このプロパティ値のコネクタの値に使用される場合があります。たとえば、グループ内のマクロ{connectorName}
の値がwlDevelopmentである場合、connector:wlDevelopment/
のかわりに、connector:{connectorName}/
を使用できます。詳細は、リソース・プロバイダの高度な構成方法を参照してください。