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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMSリソース・アダプタの管理
12c (12.2.1.1.0)
E79372-01
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基本的なリソース・プロバイダの構成

JMSリソース・アダプタは、ra.xmlファイルのresourceProviderDefinitionsという名前の構成プロパティを使用してJNDIプロパティなどのリソース・プロバイダを定義します。resourceProviderDefinitionsプロパティは、WebLogic JMSにアクセスするためにJMSリソース・アダプタによって使用されます。複数のリソース・プロバイダをra.xmlファイルに構成できます。

注意:

resourceProviderDefinitionsプロパティを指定するとき、WebLogic Server JNDIのURLに1つ以上のカンマが複数のプロパティを区切るために含まれている場合は、パーセント文字(%)をエスケープ文字として使用する必要があります。

たとえば、URLがt3://host:port,host2:port2のように表されている場合、カンマがhost:portの後に挿入されているためJMSリソース・アダプタはURLの解析に失敗します。

この問題を解決するには、パーセント文字(%)をカンマの直前に挿入します。たとえば、t3://host:port%,host2,portです。

リソース・プロバイダを構成するには、ra.xmlファイルで次の手順を実行します。

    1. resourceProviderDefinitionsプロパティを<config-property-name>要素の値として指定します。次に例を示します。

      <config-property-name>resourceProviderDefinitions</config-property-name>
      
    2. java.lang.String<config-property-type>要素の値として指定します。次に例を示します。

      <config-property-type>java.lang.String</config-property-type>
      
    3. リソース・プロバイダ用の特定のJNDIプロパティを、次の名前-値ペアのパターンを使用して定義します。

      (RP_NAME: jndiEnv=property1=(value1,property2=value2,...))
      

      この名前-値パターンの説明は次のとおりです。

    • RP_NAMEはリソース・プロバイダのJNDIプロパティ用の一意の名前であり、<connection-definition>要素と<adminobject>要素のrpResourceLocation構成プロパティで使用されます。詳細は、アウトバウンドJMSメッセージの送信を参照してください。

      注意:

      定義された各リソース・プロバイダ名(RP_NAME)は、ra.xmlファイル内で一意である必要があります。

    • property1=value1,property2=value2,...は、名前-値ペアのカンマ区切りのリストで、リソース・プロバイダのJNDIプロパティを定義します。

構成例については、リソース・プロバイダの構成例を参照してください。