その結果、移行したJMS宛先に関連付けられたMDBデプロイメントは自動的に更新されます。このような更新には、MDBプールの終了と再初期化および/またはJMS宛先への再接続が含まれます。
警告:
サービスの移行は、次の場合にはお薦めできません。このような場合、移行はメッセージの損失またはメッセージ処理の重複という結果になる可能性があります。
ケース1 次のすべてがtrueの場合。
MDBのtopicMessagesDistributionMode
がOne-Copy-Per-Server
です
MDBのdistributedDestinationConnection
がLocalOnly
です
MDBがDurable
です
宛先が重複した分散トピックの論理名として構成されています
ケース2 次のすべてがtrueの場合。
MDBのtopicMessagesDistributionMode
がCompatibility
です
MDBがDurable
です
宛先が分散トピックの論理名として構成されています
ケース3 次のすべてがtrueの場合。
MDBのtopicMessagesDistributionMode
がOne-Copy-Per-Application
です
MDBのdistributedDestinationConnection
がLocalOnly
です
移行ターゲット・サーバーにMDBインスタンスが含まれていません。この問題を避けるためのベスト・プラクティスは、MDBデプロイメントをクラスタ全体にターゲット指定することです。
トピック・メッセージ処理の詳細は、JMSトピックを使用したMDBの構成とデプロイを参照してください。
注意:
移行可能サービスは、クラスタ化サーバーを使用する場合にのみ機能します。WebLogic JMS宛先は、クラスタ内の別のサーバーに移行できますが、異なるクラスタには移行できません。
WebLogic JMS宛先が別のサーバーに移行した後、MDBデプロイメントまたは「接続ポーラー」は移行されたJMS宛先に再接続し、JMS宛先からメッセージをもう一度受信を開始します。MDBは、必要に応じてプールを作成して終了することも可能です。
MDBは、クラスタまたは個別のOracle WebLogic Serverインスタンスにターゲット指定できますが、移行可能ターゲットには指定できません。MDBが同一のクラスタで移行可能な宛先として稼働している場合、MDBのソース宛先がホストされる可能性がある場所にMDBがデプロイされていることを確認する必要があります。それは、次の2つの方法で行うことができます。
MDBを均一にクラスタにデプロイします。(推奨)
宛先をホストするJMSサーバーによって使用されるconfig.xml
ファイル内の移行可能ターゲットの候補リストに存在するすべてのOracle WebLogic ServerインスタンスがMDBのターゲット・セットに含まれていることを確認します。移行可能ターゲットの構成の詳細は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のクラスタ内の移行可能ターゲット・サーバーの理解に関する項を参照してください。
移行可能サービスの実装手順、およびクラスタ化されたアーキテクチャのWebLogic JMSの移行サービスおよび回復サービスの背景情報については、『Oracle WebLogic Server JMSリソースの管理』のクラスタ内での移行可能サービスとしてのJMSサービスに関する項を参照してください。