dbaascli
ユーティリティを使用することで、単一インスタンス・データベースをホストするデータベース・デプロイメントで特定のバックアップからリストアし、そのバックアップへのリカバリを実行できます。
opc
ユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
$ sudo -s
#
dbaascli
ユーティリティのorec
サブコマンドを使用して、利用できるバックアップをリストします。
通常バックアップの場合:
# dbaascli orec --args -list
利用できるバックアップのリストが表示されます。例:
Backup Tag Completion Tag Config File Location -------------------------------------------------------------------- TAG20140626T191645 06/26/2014 19:16:45 TAG20140626T195118 06/26/2014 19:51:18 .../ORCL/oscfgfiles/2014_06_26/oscfgfiles_20140626_1951.tar.gz .../ORCL/ohcfgfiles/2014_06_26/ohcfgfiles_20140626_1951.tar.gz Config files relative path to: /u03/app/oracle/fast_recovery_area
長期バックアップの場合:
# dbaascli orec --args -keep -list
利用できる長期バックアップのリストが表示されます。例:
TAG20120117T065489 TAG20110117T077324 TAG20100117T023955
orec
サブコマンドを使用して、特定のバックアップをリストアします。
通常バックアップの場合:
# dbaascli orec --args -pitr backup-tag
長期バックアップの場合:
# dbaascli orec --args -keep -tag backup-tag
ここで、backup-tag
は、リストアするバックアップのタグです。
リストア・プロセスおよびリカバリ・プロセスでは、次の手順が実行されます。
データベースを停止します。
構成ファイルを抽出して、リストアします。
リカバリの準備をします。
リカバリを実行します。
リカバリの後、データベース・インスタンスを再起動します。
# exit $ exit