Oracle Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメントをバックアップしておくと、障害が発生したときに、それらのソフトウェア、構成およびデータベースを損失から保護できます。 デプロイメントをバックアップからリストアすることで、デプロイメントのソフトウェア、構成およびデータベースをバックアップの時点の状態にリストアできます。
Database Cloud Serviceのバックアップ機能は、次のものをバックアップします。
データベース
データベース構成ファイル
Grid Infrastructure構成ファイル(Oracle RACデータベースをホスティングしているデプロイメント上)
重要なシステムおよびクラウド・ツール・ファイル
このバックアップ機能を実現するために、Database Cloud Serviceでは、データベース・デプロイメントにインストールされるシステム・ユーティリティおよびOracle Databaseユーティリティを利用します。
デフォルトのバックアップ構成
データベース・デプロイメントの作成時に、次のバックアップの保存先のいずれかを選択します。
Remote Storage Only。 バックアップを、自動的に作成してNFSリモート・ロケーションに格納するように構成します。
「None」。 バックアップ構成は作成されません。
「Remote Storage Only」を選択したときに作成されるバックアップ構成は、次の一連のOracleベストプラクティス・ガイドラインに従っています。
データベースをフル(レベル0)バックアップした後、7日サイクルでのローリング増分(レベル1)バックアップ
選択したデータベース構成ファイルのフル・バックアップ
選択したシステム・ファイルのフル・バックアップ
午後11時(23:00)から午前3時(03:00)までの時間およびデータベース・デプロイメント作成プロセスで設定した特定の時刻に行う自動日次バックアップ
保存期間は30日間
暗号化: すべてのバックアップが暗号化されます。