Oracle Integration Cloud Serviceは、クラウド内で複数アプリケーションを接続できる、完全装備かつセキュアなライトウェイトの統合ソリューションです。 これによってアプリケーション間の接続が簡略化されます。クラウド内で稼働しているアプリケーションとオンプレミスで稼働しているアプリケーションの両方を接続できます。 Oracle Integration Cloud Serviceでは、接続するアプリケーションや、それらの場所にかかわらず、エンタープライズグレードの安全な接続が提供されます。
Oracle Integration Cloud Serviceでは、Oracle Sales CloudやOracle RightNow Cloudなど、Oracle Software as a Service (SaaS)アプリケーションへのネイティブ接続が提供されます。 Oracle Integration Cloud Serviceアダプタは、業界全体のベスト・プラクティスを使用してアプリケーション接続に内在する複雑さを扱うことにより、接続を簡素化します。 ユーザーが行う必要があるのは接続を作成して、システムごとの最小限の接続情報を指定するだけです。 Oracle Integration Cloud Serviceの参照は、統合対象のアプリケーションで使用される様々なコードや用語をマッピングして、類似のアイテム(国や性別コードなど)を記述します。 また、視覚的なデータ・マッパーによって、トリガー・データ構造と呼出しデータ構造の間の直接マッピングを容易に作成できます。 このマッパーでは、参照表にアクセスしたり、標準XPath関数を使用してアプリケーション間のデータマッピングを行ったりすることもできます。
アプリケーションを統合し、ランタイム環境に対して統合をアクティブ化したら、ダッシュボードに実行中の統合の情報が表示され、ユーザーは各統合のステータスと処理統計を監視できます。 ダッシュボードは、重要な情報(スループット、正常に処理されたメッセージ数、処理が失敗したメッセージ数など)を獲得してレポートすることで、トランザクションのパフォーマンスを計測および追跡します。 また、メッセージのフィールドを追跡するビジネス識別子を管理したり、統合、接続または特定の統合インスタンスごとにエラーを管理したりすることもできます。