パッチの適用
/paas/api/v1.1/instancemgmt/{identityDomainId}/services/jaas/instances/{serviceId}/patches/{patchId}
Oracle Coherenceが有効なサービス・インスタンスにパッチを適用する場合、デフォルトでは、パッチ適用プロセスによって管理対象Coherence Serverのローリング再起動が実行されます。 データを維持するには、パッチを適用するノードをシャットダウンする前に、CoherenceメンバーのStatusHA
の状態がNODE-SAFE
であることを確認します。
リクエスト
- application/json
- identityDomainId
-
型:
string
必須:true
Oracle Java Cloud Serviceアカウントのアイデンティティ・ドメインID (Oracle Public Cloudの場合)。Oracle Java Cloud Serviceインスタンスのテナント名(Oracle Cloud Machineの場合)。
- patchId
型:string
必須:true
パッチID。 使用可能なパッチのリストを取得することで、パッチIDは取得できます。- serviceId
型:string
必須:true
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの名前。ヘッダー・パラメータ- X-ID-TENANT-NAME
-
型:
string
必須:true
Oracle Java Cloud Serviceアカウントのアイデンティティ・ドメインID (Oracle Public Cloudの場合)。Oracle Java Cloud Serviceインスタンスのテナント名(Oracle Cloud Machineの場合)。
本文パラメータリクエストには、パッチ適用操作に関する情報が含まれます。 必須の値はありません。ルート・スキーマ: patch-request- additionalNote
-
型:
string
パッチに関する追加情報を提供する、自由形式のテキスト。 - dgStatusHaPolicy
-
型:
string
注意: Oracle Coherence対応のサービス・インスタンスにのみ適用可能です。StatusHA
の確認がスクリプトでどのように処理されるかを決定します。 有効な値は次のとおりです。REQUIRE_STATUS_HA
:StatusHA
が特定の状態に達するまで待機します。 指定された状態になる前に、指定されたタイムアウト値に達すると、パッチ適用が失敗します。 これがデフォルト値です。PREFER_STATUS_HA
:StatusHA
が特定の状態に達するまで待機します。 指定された状態になる前に、指定されたタイムアウト値に達すると、パッチ適用は続行されますが、データが失われる可能性があります。IGNORE_STATUS_HA
:StatusHA
を確認しません。
- dgStatusHaState
-
型:
string
注意: Oracle Coherence対応のサービス・インスタンスにのみ適用可能です。Coherence分散サービスのターゲットの
StatusHA
状態。 有効な値は次のとおりです。NODE-SAFE
(これがデフォルトです)MACHINE-SAFE
- dgStatusHaTimeoutSecs
-
型:
integer
注意: Oracle Coherence対応のサービス・インスタンスにのみ適用可能です。タイムアウトする前に、
StatusHA
が特定の状態に達するまで待機する秒数。 この値のデフォルトは300秒です。
レスポンス
サポートされているメディア・タイプ- application/json
202 ResponseAccepted. 返される可能性のあるその他のHTTPステータス・コードの詳細は、「ステータス・コード」を参照してください。本文レスポンス本文には、操作に関する情報が含まれます。ルート・スキーマ: patch-responseネストされたスキーマ: detailsタイプ:object
操作の詳細をグループ化します。- jobId
-
型:
string
パッチ操作またはパッチ事前チェック操作のジョブID。 - message
-
型:
string
操作を説明するシステム・メッセージ。
例
次の例では、cURLを使用してRESTリソースに対するPUTリクエストを発行することによってOracle Java Cloud Serviceインスタンスにパッチを適用する方法を示しています。
注意: この例のコマンドでは、URL構造https://rest_server_url/resource-pathが使用されています。ここで、rest_server_urlはアイデンティティ・ドメインまたはテナント名を問い合せるためのOracle Public CloudまたはOracle Cloud MachineのRESTサーバーです。 Oracle Public CloudまたはOracle Cloud Machineに使用する適切なURL構造の詳細は、リクエストの送信を参照してください。
cURLコマンド
curl -i -X PUT -u username:userPassword1! -d @patch.json -H "Content-Type:application/json" -H "X-ID-TENANT-NAME:ExampleIdentityDomain" https://rest_server_url/paas/api/v1.1/instancemgmt/ExampleIdentityDomain/services/jaas/instances/ExampleInstance/patches/Patch_jdk1.7.0_95
リクエスト本文の例
JSON形式のリクエスト本文の例を次に示します。
{ "additionalNote": "Applying JDK patch" }
Oracle Java Cloud Service-Coherencインスタンスにパッチを適用する際の(つまり、サービス・インスタンスでOracle Coherenceが有効になっている場合のみ)属性の使用例を次に示します。
{ "dgStatusHaState":"NODE-SAFE", "dgStatusHaPolicy":"REQUIRE_STATUS_HA", "dgStatusHaTimeoutSecs":100, "additionalNote":"Applying JDK patch", }
レスポンス・ヘッダーの例
レスポンス・ヘッダーの例を次に示します。
HTTP/1.1 100 Continue HTTP/1.1 202 Accepted Date: Wed, 18 May 2016 17:28:37 GMT Location: https://rest_server_url/paas/service/jcs/api/v1.1/instancemgmt/ExampleIdentityDomain/services/JaaS/instances/ExampleInstance/patches/applied/job/4021824 Content-Type: application/json
レスポンス本文の例
JSON形式のレスポンス本文の例を次に示します。
{ "details": { "jobId":"4021824", "message":"JCS-PATCHING-5068: Patching service with patch [Patch_jdk1.7.0_95] is submitted as an asynchronous job." }, "status":"Completed" }