oracle-compute
コマンドが正常に実行されると、サイレントに終了するか、または操作が実行されたオブジェクトに関する値の表が出力されます。
エラーが発生した場合は、コマンドによって終了ステータス・コードと例外が返されます。 終了ステータス・コードは終了ステータス環境変数に保存され、その名前は使用するUNIXシェルによって変わります。
次の表では、終了ステータス・コードについて説明します。
終了ステータス | 例外および説明 |
---|---|
0 |
成功 |
1 |
一般的なエラー(許可されない操作を含む)。 |
2 |
キーワードまたはコンポーネントの欠落、またはOracle Compute Cloud Service権限に関連しない権限の問題によって、組み込まれたシェルが誤って使用されました。 |
3 |
APIException クライアントまたはサーバーの操作中のエラーを示します。 |
4 |
ValidationError 入力データが有効ではありません。 たとえば、値の欠落、不適切なタイプ、存在しないオブジェクトの参照などです。 この例外には、常に、入力データの詳細情報が含まれます。 |
5 |
APIInternalError 通信は成功したものの、クライアント内で問題が発生したことを示します。 これは、APICodecエラーのベース・クラスです。 |
6 |
APICodecError オブジェクトをエンコードするか、レスポンスをデコードするJSON形式の問題を示します。 これは、APIDecodingおよびAPIEncodingエラーのベース・クラスです。 |
7 |
APIDecodingError オブジェクトへのレスポンスのデコードに関する問題を示し、通常は、無効なJSON形式がその原因となります。 |
8 |
APIEncodingError オブジェクトのエンコーディングに関する問題を示します(通常は、認識できない形式のデータによって発生します)。 |
9 |
APIClientError クライアント側のエラーで、HTTPの4xxエラーです。 |
10 |
APIUnauthorizedError リクエストにはユーザー認証または認可が必要です。 |
11 |
APIForbiddenError リクエストの形式は適切であるものの、サーバーでリクエストを処理できません。 この問題は認可には関連しません。 リクエストを繰り返さないでください。 |
12 |
APINotFoundError サーバーは、リクエストのURIの一致を検出できませんでした。 この状態は一時的なものであるため、リクエストを繰り返してください。 |
13 |
APIMethodNotAllowedError リクエスト行で指定されたメソッドは、リクエストURIによって識別されるリソースに対して許可されません。 この例外は、オブジェクトでサポートされていないメソッドがリクエストに含まれているときに発生します。 |
14 |
APINotAcceptableError リクエストで指定されたリソースは、リクエストのAcceptヘッダーで許可されない特性を持つレスポンスを生成します。 |
15 |
APIConflictError リクエストは、リソースの状態との競合または既存のリソースのために完了できませんでした。 既存のオブジェクトを削除して、リクエストによってオブジェクトを作成できるようにするか、一意の識別子を持つ新規オブジェクトを作成できます。 |
16 |
APIGoneError リクエストされたリソースが存在しません。 このエラーは、インスタンスは存在するけれども実行されていない場合に発生するため、同じ識別子を持つこのインスタンスの複製を作成することはできません。 |
17 |
APIUnsupportedTypeError リクエストにリソースのメソッドでサポートされていない形式が含まれているため、サーバーはリクエストを完了できません。 このエラーは、JSON形式でのエラーを示しています。 |
18 |
APIServerError 内部エラーが発生し、サーバーでリクエストを処理できません。 |
21 |
APIUncaughtExceptionError サーバーで予期しない状態が発生し、リクエストを処理できませんでした。 このエラーにはコードが含まれます。 My Oracle Supportに問題を報告するときに、このコードを使用します。 |
22 |
APINotImplementedError サーバーでは、リクエストの処理に必要な機能がサポートされていません。 |
23 |
APIServiceUnavailable 一時的な過負荷またはメンテナンス状態にあるため、サーバーがリクエストを処理できません。 このエラーは、通常、サーバーの負荷に関連し、一時的なものです。 リクエストを繰り返してください。 |
30 |
IOError サーバーにアップロードされるファイルが検出されないか、使用できません。 |
24 |
APIGatewayError Oracle Computeサービス・レイヤーが応答できません。 通常、サービスのフェイルオーバーに関連し、一時的なものです。 リクエストを繰り返してください。 |
31 |
APINetworkError サーバーと通信しようとしたときにネットワーク・エラーが発生しました。 このことは、DNSルックアップの失敗またはTCP接続の失敗によって発生することがあります。 |
33 |
APIRequestTooLarge リクエストは、最大アップロード・サイズを超過するイメージをアップロードしようとしています。 |
デバッグの場合は、oracle-compute
コマンドの実行中に-d
オプションを使用します。 -dオプションを使用すると、すべてのHTTPトラフィックが出力され、ユーザーは容易にエラー・メッセージをデバッグできます。