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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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Oracle Database Appliance検証コマンドの概要

oakcli validateコマンドおよびオプションを使用して、Oracle Database Applianceの状態を検証します。

oakcli validateコマンドはrootユーザーとして実行する必要があります。

構文

oakcli validateコマンドは次の構文を使用します。checklistは1回のチェックまたはチェックのカンマ区切りのリスト、output_fileは検証出力ファイルに指定する名前です。

oakcli validate -h 
oakcli validate [-V | -l | -h]
oakcli validate [-v] [-f output_file] [-a | -d | -c checklist] [-v patch_version]

パラメータ


オプション 用途

-a

DiskCalibrationなど、すべてのシステム・チェックを実行します。このコマンドを使用して、デプロイメントの前にシステムの準備状況を検証することをお薦めします。DiskCalibrationシステム・チェックによりパフォーマンスの低下が発生する可能性があるため、ビジー状態の本番システム上で、このオプションを使用してoakcli validateを実行しないでください。

-c checklist

カンマ区切りリストのchecklistで指定した項目の検証チェックを実行します。このパラメータを使用して、1つの項目または項目のサブセットのいずれかをチェックします。

-d

デフォルトのチェックのみを実行します。デフォルトのチェックは次のとおりです。NetworkComponentsOSDiskStorageSharedStorageおよびSystemComponents

-f output_file

画面(stdout)にではなく、完全修飾ファイル名のファイル、output_fileに出力を送信します。

-h

オンライン・ヘルプを表示します。

-l

チェック可能な項目を(説明とともに)表示します。

-v

冗長出力を表示します(検証レポートを生成するパラメータとともに使用する必要があります)。

-V

oakValidationのバージョンを表示します。

-ver patch_version

patch_versionで指定したパッチを使用してOracle Database Applianceにパッチを適用できない理由を報告します。


VALIDATEオプション


コマンド 用途

-c asr

Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)構成ファイルおよびOracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)センサー・データに基づいて、Oracle ASRコンポーネントを検証します。

-c DiskCalibration

/opt/oracle/oak/bin/orionを使用したストレージ・ディスクのパフォーマンスのインストール前チェック。

デプロイ済のシステム上でDiskCalibrationコマンドを実行するとパフォーマンスの問題が発生するため、Oracle Database ApplianceにOracleソフトウェアをデプロイした後でこのチェックを実行しないでください。

ディスク測定のシステム・チェックを実行しない場合は、デフォルトのチェック・オプション(oakcli validate -d)を使用します。

-c NetworkComponents

パブリックおよびプライベートのネットワーク・ハードウェア接続を検証します。

-c OSDiskStorage

オペレーティング・システム・ディスクおよびファイル・システム情報を検証します。

-c ospatch

指定したパッチを使用して、システムがアップグレードを正常に完了できることを検証します。

-c SharedStorage

共有ストレージおよびマルチパス情報を検証します。

-c StorageTopology

ストレージ・シェルフの接続を検証します。

-c SystemComponents

Oracle ILOMセンサー・データの読取りに基づいて、システム・コンポーネントを検証します。