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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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OAKCLIを使用したデータベース構成ファイルの作成、使用および削除

OAKCLIを使用して、Oracle Database Applianceにデータベースをデプロイするための構成ファイルを作成できます。また、OAKCLIを使用して、不要な構成ファイルを削除します。

Oracle Appliance Managerコマンドライン・ユーティリティ(OAKCLI)のコマンド・オプションoakcli create db_config_paramsを使用して、複数のOracle Databaseのデプロイメントを構成するために使用できる構成ファイルを作成できます。コマンドは次の構文を使用します。ここで、params_fileは作成する構成ファイルの名前です。

oakcli create db_config_params params_file

oakcli create db_config_paramsを実行すると、構成ファイルで使用する、使用可能なパラメータ設定オプションのセットから1つ選択するようプロンプトが表示されます。データベースの設定に使用する構成に対応する数字を入力して、各プロンプトに応答します。デフォルト値があってその値を使用する場合(通常はオプション1)、[Enter]キーを押して値を受け入れます。多数のオプションがある場合、オプション0を選択すれば、利用可能なパラメータ・オプションがすべて表示されます。

既存のデータベース構成ファイルを参照するには、oakcli show db_config_paramsコマンドを使用します。次に例を示します。

# oakcli show db_config_params
Available DB configuration files are:
default
eurodbs
4kblockdbs
mytest.params

デフォルトの拡張子.dbconfを使用した構成ファイルは、このコマンド出力では拡張子が表示されません。Oracleでは、ファイル管理を簡素化するために、このデフォルトのファイル拡張子を使用するようお薦めします。デフォルトの.dbconf拡張子を使用しない構成ファイルを作成する場合は、oakcli show db_config_paramsの出力の一部として、デフォルト以外の拡張子が表示されます。

データベース構成ファイルを使用して単一のOracle Databaseを作成する場合、またはコマンドを使用して同一のプロファイルを持つ多数のOracle Databaseインスタンスを作成する場合は、次のコマンド構文を使用します。ここで、db_nameは作成するデータベースの名前、params_fileはデータベースの構成に使用するパラメータ構成ファイルの名前です。

oakcli create database -db db_name -params params_file

たとえば、次のコマンドは、パラメータ構成ファイルmyxldb.dbconfを使用して、myxldbという名前のデータベースを作成します。

oakcli create database -db myxldb -params myxldb.dbconf

構成ファイルの使用が完了したら、もう一度使用する予定のないファイルを削除できます。

次のコマンド構文を使用して、不要なデータベース構成ファイルを削除します。ここで、params_fileは削除するパラメータ構成ファイルの名前です。

oakcli delete db_config_params params_file

データベース構成ファイルに関連する他のOracle Database Appliance Managerコマンドと同様、ファイル拡張子の値がデフォルトである場合(.dbconf)は、パラメータ構成ファイル名の拡張子を含める必要がありません。