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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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Oracle Database Applianceのパッチ・バンドルについて

Oracle Database Applianceのすべてのパッチ適用は、四半期ごとのOracle Database Applianceパッチ・バンドルを使用して行われます。

パッチ・バンドルは、次に示すシステム全体に関連するすべてのパッチを提供します。

パッチ・バンドルは、次の3つのパッチの論理グループから構成されます。


表1-1 パッチ・コンポーネントと目的

パッチ・コンポーネント パッチが適用されるオブジェクト

SERVER (server)

サーバー・コンポーネント: Linuxオペレーティング・システム、Oracle ILOM、BIOS、ハードウェア管理パック、IPMI、OAKCLI、Oracle ASR。仮想化されたプラットフォームでは、このコンポーネントにはDom0の更新も含まれます。サーバー・パッチには、Oracle Grid Infrastructureのスタックも含まれます。

STORAGE (storage)

共有ストレージ: ディスク・ファームウェア、コントローラ・ファームウェア。

DB (database)

OracleデータベースRDBMSスタック。


注意:

パッチ・バンドル・コンポーネントは、次の順序で適用する必要があります。

  1. SERVER (server)

  2. STORAGE (storage)

  3. DB (database)

Oracle Database Appliance 12.1.2.7パッチ・セットのガイドライン

高可用性オプションを使用してOracleデータベースを実行している場合(Oracle Real Application Clustersなど)、パッチがインストールされている間の停止時間は必要ありません。Oracle Appliance Managerでは、パッチが間違った順序でインストールされないように、パッチ適用のすべての前提条件がホストで満たされているかどうかの確認が行われます。たとえば、serverパッチをインストールする前にdatabaseパッチをインストールすることはできません。適用する際、1つまたは両方のノードにパッチがインストールされているかどうかは、パッチ・プロセスによって表示される出力で通知されます。単一のノードにのみインストールされる古いパッチの場合は、2番目のノードでコマンドoakcli update -patchを実行する必要があります。