Oracle Database Applianceはcapacity-on-demandライセンス方式を採用しています。
Capacity-on-demand (CoD)とは一部のコアを無効にしたOracle Database Applianceサーバーのことで、これによりOracle Database Enterprise Editionソフトウェア・ライセンスのコストを抑えることができます。コアを減らすのはデプロイメントの前でも後でも構いません。より高い処理能力が必要になったときに、アクティブのコア数を増やすことができます。Oracle Databaseのライセンスは別々に供与されます。詳細は、Oracle Databaseのライセンス情報を参照してください。
Oracle Database Applianceのハードウェア・サポート識別子(SI)をMy Oracle Supportアカウントに追加すると、システム上のすべてのコアについてライセンスが設定されます。Oracle Database ApplianceモデルX5-2、X4-2、X3-2およびV1はベア・メタルまたは仮想化方式でデプロイできます。両方のプラットフォーム・タイプに、Capacity-on-Demandのライセンスがあります。ベア・メタル・インストールでは、Oracle Databaseで使用しないコアを無効にします。これを行うには、Oracle Database Applianceのハードウェア・サポート識別子(SI)をMy Oracle Supportのアカウントに追加して、キーを作成します。Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームを実装する場合は、すべてのコアを有効にします。ただし、Oracle Databaseおよび関連ソフトウェアを実行する仮想マシン(ODA_BASE)に特定のコアを割り当てることで、capacity-on-demandライセンスを設定できます。
第2章では、ライセンス・キーを入手し、My Oracle Supportに初期ライセンス要件を記録する方法について説明します。また、必要に応じて後でライセンスされたコア数を変更する方法についても説明します。
第2章は、ライセンスがOracle Databaseに使用するコアを対象にしているベア・メタルのインストールのみに該当します。
Oracle Database Applianceに含まれるサードパーティ製品に関する情報は、第3章で説明します。
ライセンスされている初期のコア数をOracle Database Appliance仮想化プラットフォームで設定する場合の例については、Oracle Database Applianceスタート・ガイドの第4章、タスク3: ODA_BASEテンプレートのインストールに関する項を参照してください。