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Oracle® Database Appliance X6-2S and X6-2Mデプロイメントおよびユーザーズ・ガイド
リリース12.1.2.7.0
E67091-01
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Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースについて

Oracle Database Applianceでは、構成、ライフサイクル管理およびシステム管理を実行するために、3種類のツールを使用できます。

Oracle Database Appliance X6-2は、ロールベースのコマンドライン・インタフェースを使用します。ODACLIコマンドを使用してライフサイクル管理タスクを実行し、ODAADMCLIコマンドを使用してストレージおよびハードウェアの監視のメンテナンスを実行します。Oracle Databasesの管理に関連する多くのタスクは、Oracle Database Applianceのデータベースでも必要です。Oracle Databaseに共通のタスクは、Oracle Databaseのドキュメント・ライブラリに記載されています。ただし、タスクを単純化するために、Oracle Database Applianceコマンドライン・インタフェースを使用します。ODACLIおよびODAADMCLIユーティリティは、SYSデータベース管理者ロールとオペレーティング・システム・スーパーユーザー(rootユーザー)の機能を結合します。管理タスクは、常にコマンドライン・ユーティリティを使用して実行します。

次の種類のコマンドを使用できます。

次の構成タスクを実行できます。

ODACLIコマンドを使用して、次のアプライアンス・ライフサイクル・タスクを実行できます。

ODAADMCLIコマンドを使用して、次のアプライアンス・メンテナンス・タスクを実行できます。

Oracle Appliance Managerとハードウェアのバージョンによっては、ODACLIコマンドの一部を使用できない場合があります。Oracle Appliance ManagerおよびハードウェアのバージョンでサポートされているODACLIコマンドを確認するには、ODACLIのヘルプ・コマンド: odacli -hを実行します。

ODACLIコマンドの場所およびパスの構成

Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースは、次のディレクトリにあります。

/opt/oracle/dcs/bin/odacli

パス/opt/oracle/oda/bin/odacliのodacliコマンドを検索するには、PATH変数が定義されるようにOracle Database Applianceサーバーでrootユーザー・アカウントを構成します。

ODACLIの構文

Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースのコマンドおよびパラメータでは大文字と小文字を区別しません。

odacliコマンドでは次のコマンド構文を使用します。

odacli command [options]
  • commandは、アプライアンスに対して実行するアクションです。たとえば、list-networkscreate-appliancedescribe-jobsがあります。

  • optionsは、ODACLIコマンドのオプション部分です。オプションは、オブジェクトに対して実行されるODACLIコマンドの使用を拡張する1つ以上のオプションで構成されます。オプションには、オブジェクトに対して実行するアクションに関する追加の情報が指定されます。オプション名の前にはダッシュが付きます。オプションによっては、遂行するアクションを実行するために、コマンドにオブジェクトの名前を必要とするものがあります。ヘルプ・オプション(-h)は、ほぼすべてのコマンドで使用可能なオプションです。-hオプションを指定すると、実行するコマンドに関する追加情報を取得できます。

例9-1 ODACLIの構文

# odacli create-database -h 

Usage: create-database [options]   
Options:   
--adminpassword, -m  Password for SYS,SYSTEM and PDB Admin     
--cdb, -c            Create Container Database        Default: false     
--dbclass, -cl       Database Class OLTP/DSS/IMDB     Default: OLTP     
--dbconsole, -co     Enable Database Console          Default: false     
--dbhomeid, -dh      Database Home ID (Use Existing DB Home)   
--dbname, -n         Database Name     
--dbshape, -s        Database Shape{odb1,odb2,odb3 etc.} Default: odb1    
--dbstorage, -r      Database Storage {ACFS|ASM}       Default: ACFS     
--dbtype, -y         Database Type {SI|RAC}            Default: SI     
--help, -h           get help                          Default: false     
--instanceonly, -io  Create Instance Only (For Standby)Default: false     
--json, -j           json output                       Default: false     
--pdbadmin, -d       Pluggable Database Admin User     Default: pdbadmin     
--pdbname, -p        Pluggable Database Name           Default: pdb1     
--targetnode, -g     Node Number (for single-instance databases) Default: 0     
--version, -v        Database Version                  Default: 12.1.0.2

Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースのヘルプ

Oracle Database Applianceで使用可能なすべてのコマンドの使用方法の情報を表示するには、-hコマンドを実行します。例を次に示します。

odacli -h

特定のコマンドについて詳細なヘルプを表示するには、odacli command -hコマンドまたはodacliadm command -hを実行します。例を次に示します。

odacli describe-dbhome -h