odacli create-database
コマンドを使用して、新しいデータベースを作成します。
構文
新しいOracle Databaseホームのデータベースを作成するには、次のコマンドを実行します。
odacli create-database
既存のOracle Databaseホームを使用してデータベースを作成するには、次のコマンドを実行します。
odacli create-database -dbhomeid Database Home ID
パラメータ
パラメータ | 説明 |
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(オプション)コンテナ・データベースを作成します。 |
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データベース・クラスを定義します。OLTP、DSSまたはIMDBのオプションがあります。デフォルトはOLTPです。 |
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(オプション)データベース・コンソールを有効にします。 |
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既存のデータベース・ホームIDを識別します。 |
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新しいデータベースに割り当てる名前( |
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データベースのシェイプ(dbshape)を識別します。たとえば、odb1、odb2、odb3があります。デフォルトはodb1です。 |
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データベース・ストレージをACFSまたはASMのいずれかに定義します。デフォルト値はACFSです。 |
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データベース・タイプ(dbtype)をSIまたはRACのいずれかに定義します。デフォルト値はSIです。 |
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スタンバイ・インスタンスを作成します。 |
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(オプション) JSON出力を表示します。 |
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プラガブル・データベース(PDB)管理ユーザーの名前を定義します。デフォルト値は |
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PDBの名前を定義します。デフォルト値は |
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ノード番号を定義します(シングル・インスタンス・データベース用)。デフォルトは0です。 |
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データベース・バージョンを定義します。デフォルトのバージョンは12.1.0.2です。 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
同じアプライアンスにOracle Database Standard EditionとEnterprise Editionのデータベースは混在できません。
--dbhomeid
を指定しないと、create-database
コマンドによって新しいOracle Databaseホームが作成されます。
--dbhomeid
を指定すると、create-database
コマンドによって既存のOracleホームを使用してデータベースが作成されます。odacli list-dbhomes
コマンドを使用して、dbhomeid
を取得します。
Oracle Database 12.1は、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)およびOracle ASM Cluster File System (ACFS)の両方でサポートされています。デフォルトはOracle ACFSです。
Oracle Database 11.2はOracle ACFSでサポートされています。
Oracle ACFSで複数のデータベースが作成される場合、各データベースは、データファイルごとに独自のOracle ACFSファイル・システムで構成され、/u02/app/db user/oradata/db name
のネーミング規則が使用されます。このマウント・ポイントのデフォルト・サイズは100Gです。
オンライン・ログは/u03/app/db user/redo/
ディレクトリに保存されます。
Oracleの高速リカバリ領域(FRA)は、/u03/app/db user/fast_recovery_area
ディレクトリに配置されます。
例9-8 データベースの作成
hrdb
という名前の12.1.0.2 OLTPコンテナ・データベースをodb-6
のシェイプで作成するには、次のコマンドを実行します。
# odacli create-database -n hrdb -c -m welcome1 -cl OLTP -s odb6 -p pdb1 -v 12.1.0.2