Oracle REST Data Services 3.0.7.228.03.57

リリース・ノート

日付: 2016年8月

OTN上のOracle REST Data Services | ダウンロード | フォーラム

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重要な変更点

ORDSスクリプトの抽出 - 非推奨

抽出のords-scriptsコマンドは非推奨です。ORDSの今後のリリースでは、SQLスクリプトを使用した手動のインストール、アップグレード、検証およびアンインストールはサポートされません。Oracle REST Data Servicesのインストール、アップグレード、検証またはアンインストール方法の詳細は、Oracle REST Data Servicesのドキュメントを参照してください。

Oracle Application Express静的リソースに関する問題

APEX 5.0.3およびORDS 3.0.3のデグレードにより、APEX静的リソースおよびAPEXベースのRESTfulサービスが正しく機能しません。この問題を解決するには、ORDS 3.0.4にアップグレードしてください。

表領域を指定しないORDSのサイレント・インストール

ORDS_METADATAスキーマおよびORDS_PUBLIC_USERユーザーにデータベースのデフォルトの表領域(デフォルトおよび一時表領域)を使用して、コマンドラインからORDSをインストールする場合は、ORDSをサイレント(シンプル)モードでインストールし、/path/to/params/ords_params.propertiesファイルで次の表領域エントリを削除する必要があります。

schema.tablespace.default=SYSAUX
schema.tablespace.temp=TEMP
user.tablespace.default=USERS
user.tablespace.temp=TEMP

データベースのデフォルト表領域を使用してORDSをサイレント(シンプル)モードでインストールするには、次を実行します。

java -jar ords.war
java -jar ords.war install simple

Oracle REST Data Services構成時の404エラー

404 - Not Foundエラーが発生する原因は主に2つあります。

スタンドアロン・モードのドキュメント・ルート

新しいドキュメント・ルート機能により、スタンドアロン・モードで任意の静的リソースに対応できるようになりました。ドキュメント・ルートの使用方法を確認するには、ヘルプ・コマンドを使用してください。

  java -jar ords.war help standalone

  java -jar ords.war standalone [--port] [--apex-images] [--context-path] [--static-context-path] [--doc-root] [--parameterFile]

  Launch Oracle REST Data Services in standalone mode

  Options:
             [--port]              HTTP listen port, default 8080

             [--apex-images]       Path to the folder containing
                                   static resources required by
                                   APEX

             [--context-path]      The context path where Oracle
                                   REST Data Services is
                                   located, defaults to /apex

             [--static-context-path]The Context path where
                                   Application Express static
                                   resources are located,
                                   defaults to /i

             [--doc-root]          Points to the location where
                                   static resources, to be
                                   served under the / root
                                   server path are located.

             [--parameterFile]     Specify the location of the
                                   parameter file to use.
                                   Defaults to
                                   params/ords_params.properties.

たとえば次のコマンドは、ドキュメント・ルートを/var/www/htmlに設定しています。
  java -jar ords.war standalone --doc-root /var/www/html
  2015-06-16 22:33:19.899:INFO::main: Logging initialized @1253ms
  Jun 16, 2015 10:33:20 PM oracle.dbtools.standalone.StandaloneJetty setupDocRoot
  INFO: The document root is serving static resources located in: /var/www/html

ドキュメント・ルートには次の機能があります。

3.0.6の変更点

3.0.6で修正された問題

3.0.5以降、次の変更および改善が加えられています。Simple Oracle Document Access (SODA)の機能に、次の変更および改善が加えられています。

3.0.4以降の新機能

なし

3.0.5の変更点

3.0.5で修正された問題

3.0.4以降、次の変更および改善が加えられています。

3.0.5の新機能

スタンドアロン・モードでHTTPSをサポート

自己署名証明書を生成する方法または提供された証明書を使用する方法で、スタンドアロン・モードでHTTPSがサポートされるようになりました。ORDSをスタンドアロン・モードで開始するときに、インストーラを使用してHTTPSを構成できます。

インストーラのBequeath接続のサポート

Oracle REST Data Servicesのインストーラでは、インストール、アップグレード、検証およびアンインストールでBequeath接続がサポートされます。bequeath接続の使用に関する詳細は、Oracle REST Data Servicesのドキュメントを参照してください。

3.0.4の変更点

3.0.4で修正された問題

3.0.3以降、次の変更および改善が加えられています。

3.0.4の新機能

なし

3.0.3の変更点

3.0.3で修正された問題

3.0.2以降、次の変更および改善が加えられています。

3.0.3の新機能

3.0.2の変更点

3.0.2で修正された問題

3.0.1以降、次の変更および改善が加えられています。

3.0.2の新機能

3.0.1の変更点

3.0.1で修正された問題

3.0.0以降、次の変更および改善が加えられています。

3.0.1の新機能

3.0.0の変更点

EA1以降、次の変更および改善が加えられています。

3.0.0で修正された問題

3.0.0の新機能

2.0.10以降の新機能

Oracle REST Data Servicesには次の新機能が含まれています。

インストーラ

Oracle REST Data Services 2.0.xでRESTfulサービスを定義して使用するには、Oracle Application Express 4.2以降をインストールする必要があります。Oracle REST Data Services 3.0.xの場合、Oracle Application Expressは不要です。そのかわりに、Oracle REST Data Servicesの最初の実行時に、Oracle REST Data Services独自のスキーマをインストールできます。インストール手順は簡単で時間もかかりません。

Simple Oracle Document Access (SODA) for REST

Oracle Databaseによって管理されるドキュメント・コレクションで、JSONドキュメントの保管と取得が可能になりました。SODA for RESTはNoSQL形式のアプリケーション開発に対しOracle Databaseドキュメント・ストアへのインタフェースを提供します。

表およびビューのRESTエンドポイントの自動生成

Oracle SQL Developer 4.1以降では、データベース表およびビューをREST APIエンドポイントとして公開できるため、表またはビューに保存されるデータの作成や問合せ、更新、削除の操作をRESTを使用して実行できます。

Oracle NoSQL Databaseのサポート

このリリースでは、Oracle NoSQL Database表をREST APIエンドポイントとして公開できるようになりました。表に保存されるデータの作成や問合せ、更新、削除の操作をRESTを使用して実行できます。

2.0.10以降に変更された動作

次の既存機能の動作が強化されました。

RESTFulサービス

RESTfulサービスのメタデータ

現在のOracle REST Data ServicesはRESTfulサービスに関するメタデータを独自のスキーマに保管します(スキーマ名: ORDS_METADATA)。つまり、これはOracle Application ExpressをインストールしなくてもRESTfulサービスを定義できるという意味です。

メタデータの定義にApplication Expressを使用しないため、Application ExpressでRESTfulサービスを編集することはできません。RESTfulサービスを編集するにはOracle SQL Developer 4.1以降を使用する必要があります。

Application Expressで定義した既存のRESTfulサービスは引き続きサポートされます。詳細は、後述のApplication Expressの項を参照してください。

任意のデータベース・スキーマを有効にしてRESTfulサービスを定義できますが、RESTfulサービスを定義する前にスキーマをOracle REST Data Servicesで使用できるようにする必要があります。これを行うにはSQL Developer 4.1以降またはSQLPlusでords.enable_schemaストアド・プロシージャを呼び出します。

SQL> connect scott
Enter password:
Connected.
SQL> exec ords.enable_schema;

PL/SQL procedure successfully completed.

SQL> commit;

Commit complete.

SQL>

Oracle REST APIの標準化

新しいソース・タイプ

オラクル社ではRESTをサポートする全製品でAPIとドキュメントの形式の集約と統一を図っています。これをサポートするため、次の2つのソース・タイプがリソース・ハンドラに追加されました。

'JSON Collection'がデフォルトのソース・タイプです。'Query'、'JSON Query Feed'および'Query (with one result only)'も引き続きサポートされますが非推奨であるため、これらのソース・タイプへの切り替えをお薦めします。

ページ区切り

標準化によりページ区切りに影響があります。以前はリソースのページ区切りは?page=N問合せパラメータを使用して行われていました。既存のソース・タイプについて、この構文は引き続きサポートされますが、新しい'JSON Collection'ソース・タイプでは標準の?offset=O&limit=L問合せパラメータが使用されます。この構文を使用すると、処理できるページのサイズをクライアントがより柔軟に指示できます。

セキュリティ

ファースト・パーティ認証

このリリースでは、RESTfulサービスに対するcookieベースのファースト・パーティ認証がサポートされるようになりました。この機能により、RESTfulサービスと同じWebサーバー(オリジン)にデプロイされているWebアプリケーションは、OAuth 2.0アクセス・トークンではなくcookieを使用して、RESTfulサービスで認証できます。

ファースト・パーティ・アプリケーションからのRESTfulサービスの利用が容易になります。この機能はORDS対応スキーマおよびNoSQLデータ・ストアでサポートされます。

ユーザー・リポジトリ

Oracle REST Data Servicesでは、ホスト・アプリケーション・サーバーに構成されている任意のユーザー・リポジトリに照らした認証が可能です。以前のリリースでは、通常Application Expressユーザー・リポジトリでユーザーを定義していましたが、このリリースでは通常アプリケーション・サーバーのユーザー・リポジトリでユーザーを定義します。

スタンドアロン・モード

スタンドアロン・モードでJettyが使用されるようになったため、Oracle REST Data Servicesで必要なJEE環境が提供されます。Jettyは実績があり成熟していながら、現在でも改善が続けられています。

Oracle Application Express

Oracle REST Data ServicesはOracle Application Expressで定義されたRESTfulサービスを引き続きサポートします。'JSON Collection'および'JSON Item'のソース・タイプはOracle Application Expressで定義されたRESTfulサービスではサポートされません。

Application ExpressまたはOracle REST Data Servicesで定義されたRESTfulサービスはOracle SQL Developerを使用して編集できます。Application Expressワークスペースに関連付けられたデータベース・スキーマをOracle REST Data Services 3.0.x RESTful Servicesで有効にすることができますが、その場合、Oracle SQL Developerで編集できるのはORDS_METADATAスキーマで定義されたRESTfulサービスのみとなります。

既知の問題

SODA

Application Express RESTfulサービスの移行

RESTエンドポイントの自動生成

RESTfulサービス

NoSQL