215 ORD_DICOM

このOracle Multimediaパッケージでは、BLOBまたはBFILEに格納されたDigital Imaging and Communications in Medicine (DICOM)コンテンツの管理および操作をサポートしています。

ノート:

ORD_DICOMは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)で非推奨となりました。非推奨の機能は使用しないことをお薦めします。推奨されない機能は、下位互換性を維持する目的のみでサポートされています。

DICOM規格は、放射線の画像と通信に関する主要な規格で、放射線装置を扱う主要なメーカーはこの規格に準拠する必要があります。Oracle Multimedia DICOMでは、DICOM形式の医療イメージや、シングルフレームとマルチフレームのイメージ、波形、3-Dボリュームのスライス、ビデオ・セグメント、構造化レポートなど、その他のコンテンツのネイティブのサポートを提供しています。

Oracle Multimedia ORD_DICOMパッケージは、DICOMコンテンツからカスタマイズ可能なXMLドキュメントに標準および専用のDICOMメタデータを抽出したり、形式変換やサムネイル・イメージ生成などのイメージ処理操作を実行したり、新規DICOMコンテンツを作成するファンクションとプロシージャを提供します。また、このOracle Multimediaパッケージでは、一連のユーザー指定の適合性ルールに基づいてDICOMコンテンツの適合性をチェックしたり、ユーザー定義のルール(無名にする一連の属性、およびそれらの属性を無名にする場合に実行される処理を指定するルール)に基づいてDICOMコンテンツを無名にするファンクションとプロシージャも提供されています。

Oracle Multimediaのコンテキストでのこのパッケージの詳細は、『Oracle Multimedia DICOM開発者ガイド』ORD_DICOMに関する項を参照してください。