C 診断収集スクリプト

診断収集スクリプトを実行すると、My Oracle Supportが問題を解決するための追加情報を取得できます。

構文

diagcollection.pl {--collect [--crs | --acfs | -all] [--chmos [--incidenttime time [--incidentduration time]]] [--adr location [--aftertime time [--beforetime time]]] [--crshome path | --clean | --coreanalyze}]

注意:

diagcollection.plスクリプトのすべての引数には、接頭辞として2つのダッシュ(--)を付けます。

パラメータ

表C-1 diagcollection.plスクリプトのパラメータ

パラメータ 説明
--collect

このパラメータは、次のいずれかの引数とともに使用します。

  • --crs: Oracle Clusterwareの診断情報を収集する場合に、この引数を使用します。

  • --acfs: Oracle ACFSの診断情報を収集する場合に、この引数を使用します。

    注意: この引数は、UNIXシステムでのみ使用できます。

  • --all: (デフォルト)クラスタ状態モニター(OS)データ以外のすべての診断情報を収集する場合に、この引数を使用します。

  • --chmos: 次のクラスタ状態モニターの診断情報を収集する場合に、この引数を使用します。

    --incidenttime time: 指定した時刻のクラスタ状態モニター(OS)データを収集する場合に、この引数を使用します

    注意: 時刻の形式はMM/DD/YYYYHH24:MM:SSです。

    --incidentduration time: 指定した時刻後の期間についてのクラスタ状態モニター(OS)データを収集する場合に、この引数を--incidenttimeとともに使用します。

    注意: 時刻の形式はHH:MMです。--incidentdurationを使用しない場合は、--incidenttimeで指定した時刻の後のすべてのクラスタ状態モニター(OS)データが収集されます。

  • --adr location: 自動診断リポジトリ・コマンド・インタプリタ(ADRCI)はこの引数を使用して、ADRのために診断情報を収集する場所を指定します。

  • --aftertime time: 指定した時刻の後にアーカイブを収集する場合に、この引数を--adr引数とともに使用します。

    注意: 時刻の形式はYYYYMMDDHHMISS24です。

  • --beforetime time: 指定した時刻の前にアーカイブを収集する場合に、この引数を--adr引数とともに使用します。

    注意: 時刻の形式はYYYYMMDDHHMISS24です。

  • --crshome path: Oracle Clusterwareホームの場所を上書きする場合に、この引数を使用します。

    注意: diagcollection.plスクリプトは、通常、システム構成(olr.locファイルまたはMicrosoft Windowsレジストリのいずれか)からOracle Clusterwareホームの場所を導出するため、この引数は不要です。

--clean

diagcollection.plスクリプトで収集された診断情報をクリーンアップする場合に、このパラメータを使用します。

注意: このパラメータは、--collectとともに使用することはできません。

--coreanalyze

コア・ファイルから情報を抽出してテキスト・ファイルに格納する場合に、このパラメータを使用します。

注意: このパラメータは、UNIXシステムでのみ使用できます。