インストレーション・ガイド スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureの記憶域構成 IBM AIXでのOracle ASM用ディスク・デバイスの構成 IBM AIXでのOracle ASM用ディスク・デバイスの構成 Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)で使用するディスク・デバイスを構成するには、次の手順を実行します。 必要に応じて、ディスク・グループに使用するディスクを設置し、システムを再起動します。 次のコマンドを入力して、ディスクが使用可能かどうかを確認します。# /usr/sbin/lsdev -Cc disk このコマンドの出力結果は、次のようになります。 hdisk0 Available 1A-09-00-8,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive hdisk1 Available 1A-09-00-9,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive hdisk2 Available 17-08-L SSA Logical Disk Drive 使用可能なリストの中にディスクが含まれていない場合は、新しいディスクを構成します。# /usr/sbin/cfgmgr 任意のノードで次のコマンドを入力して、使用する物理ディスクのデバイス名を特定します。# /usr/sbin/lspv | grep -i none このコマンドで、ボリューム・グループに構成されていない各ディスクの次のような情報が表示されます。hdisk2 0000078752249812 Noneこの例で、hdisk2はディスクのデバイス名で、0000078752249812は物理ボリュームID(PVID)です。使用するディスクは、PVIDを持つことはできますが、ボリューム・グループに属すことはできません。 次のようなコマンドを入力して、使用する各ディスク・デバイスからPVIDをクリアします。# /usr/sbin/chdev -l hdiskn -a pv=clear 次のようなコマンドを入力して、ディスク・グループに追加する各ディスクのキャラクタ・ファイルの所有者、グループおよび権限を変更します。# chown -R grid:asmadmin /dev/rhdiskn # chmod 660 /dev/rhdiskn ノート:自動ストレージ管理でマルチ・パス・ディスク・ドライバを使用している場合は、必ずディスクの正しい論理デバイス名にのみ権限を設定するようにします。 親トピック: スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureの記憶域構成