Oracleスタンドアロン・クラスタについて

Oracleスタンドアロン・クラスタは、Oracle Grid InfrastructureのすべてのサービスおよびOracle ASMをローカルにホストし、共有記憶域に直接アクセスする必要があります。

Oracleスタンドアロン・クラスタには、ハブアンドスポーク・アーキテクチャに配置された2種類のノード(ハブ・ノードおよびリーフ・ノード)が含まれます。Oracleスタンドアロン・クラスタ内のハブ・ノードの最大数は64です。リーフ・ノードの数は、さらに多くできます。ハブ・ノードおよびリーフ・ノードでは、様々なタイプのアプリケーションをホストできます。Oracleスタンドアロン・クラスタのハブ・ノードは緊密に接続し、共有記憶域に直接アクセスします。リーフ・ノードは、共有記憶域に直接アクセスする必要はありません。ハブ・ノードは、リーフ・ノードをクラスタ・メンバー・ノードとして含まないOracleスタンドアロン・クラスタ構成で実行できますが、リーフ・ノードはハブ・ノードのプールを含むクラスタのメンバーである必要があります。共有ストレージは各ハブ・ノードでローカルにマウントされ、Oracle ASMインスタンスはすべてのハブ・ノードで利用できます。

Oracleスタンドアロン・クラスタは、グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)をローカルにホストします。GIMRはマルチテナント・データベースであり、クラスタに関する情報を格納します。この情報には、クラスタ状態モニターが収集するリアルタイム・パフォーマンス・データが含まれます。

Oracleスタンドアロン・クラスタをデプロイする場合は、これをOracle拡張クラスタとして構成することも選択できます。Oracle拡張クラスタは、複数の場所つまりサイトに配置されるノードで構成されます。