Oracle Clusterwareの記憶領域要件
様々なOracle Clusterデプロイメントにおいて、Oracle Clusterwareファイルおよび初期データベースをインストールするために、冗長タイプに基づいて最小ディスク数と最小ディスク領域要件を決定するには、この情報を使用します。
冗長タイプによるデータベース・ファイルに必要な記憶領域の合計
次の表に、マルチテナントおよび非CDBデプロイメント用のOracle RACデータベース・データ・ファイルの記憶領域要件をリストします。
表7-1 Oracle DatabaseのOracle ASMディスク領域の最小要件
冗長レベル | ディスクの最小台数 | データ・ファイル | リカバリ・ファイル | 合計記憶域 |
---|---|---|---|---|
外部 |
1 |
4.5GB |
12.9GB |
17.4GB |
標準 |
2 |
8.6GB |
25.8GB |
34.4GB |
高/フレックス/拡張 |
3 |
12.9GB |
38.7GB |
51.6GB |
表7-2 Oracle Database (非CDB)のOracle ASMディスク領域の最小要件
冗長レベル | ディスクの最小台数 | データ・ファイル | リカバリ・ファイル | 合計記憶域 |
---|---|---|---|---|
外部 |
1 |
2.7GB |
7.8GB |
10.5GB |
標準 |
2 |
5.2GB |
15.6GB |
20.8GB |
高/フレックス/拡張 |
3 |
7.8GB |
23.4GB |
31.2GB |
Oracleクラスタ・デプロイメント・タイプによるOracle Clusterwareに必要な記憶領域の合計
Oracleスタンドアロン・クラスタのインストールにおいて、グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)のMGMT
ディスク・グループを作成する場合、35GB以上の空き容量のあるディスク・グループを使用するよう、インストーラによって求められます。
インストールするクラスタ構成によって、各種冗長レベルに対するOracle Clusterwareの記憶領域要件は変わってきます。次の表に、各クラスタ構成の記憶領域要件をリストします。
表7-3 Oracleスタンドアロン・クラスタの最小領域要件
クラスタ構成 | 冗長レベル | Oracle Clusterwareファイル(OCRおよび投票ファイル)が格納されるDATA ディスク・グループに必要な領域
|
GIMRおよびOracle Clusterwareバックアップ・ファイルが格納されるMGMT ディスク・グループに必要な領域
|
合計記憶域 |
---|---|---|---|---|
2ノード、割当て単位(AU)4MB、1つのOracle ASMディスク | 外部 | 1.4GB | 4以下のノードのクラスタには、37.6GB以上。5ノード以上のクラスタには、さらに4.7GBの追加領域が必要。 | 39GB |
2ノード、割当て単位(AU)4MB、3つのOracle ASMディスク | 標準 | 2.5GB | 75.5GB | 78GB |
2ノード、割当て単位(AU)4MB、5つのOracle ASMディスク | 高 | 3.6GB | 113.4GB | 117GB |
2ノード、割当て単位(AU)4MB、3つのOracle ASMディスク | フレックス | 2.5GB | 75.5GB | 78GB |