レスポンス・ファイルを使用したソフトウェア・バイナリの構成

ソフトウェアをどのノードにインストールまたはコピーする場合でも、構成を後で行うことができます。ソフトウェアをノードにインストールまたはコピーした後に構成ウィザード(gridSetup.sh)を使用して構成を実行するには、この手順を確認します。

レスポンス・ファイルを使用してOracle Grid Infrastructureソフトウェア・バイナリを構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Grid Infrastructureインストール所有者(grid)として、次の構文を使用して、Oracle Grid InfrastructureソフトウェアのみのホームからOracle Grid Infrastructure構成ウィザード・モードでOracle Universal Installerを起動します(ここで、Grid_homeはOracle Grid Infrastructureホーム、filenameはレスポンス・ファイル名です)。

    Grid_home/gridSetup.sh [-debug] [-silent -responseFile filename]

    次に例を示します。

    $ cd /u01/app/grid/
    $ ./gridSetup.sh -responseFile /u01/app/grid/response/response_file.rsp
    

    構成スクリプトによってOracle Universal Installerが構成ウィザード・モードで起動します。各ページには同じユーザー・インタフェースが表示され、OUIが通常実行するのと同じ妥当性チェックが実行されます。ただし、インストールを実行するのではなく、構成ウィザード・モードで入力が検証され、すべてのクラスタ・ノードでインストールが構成されます。

  2. 値の構成を完了すると、OUIにより「サマリー」ページが表示され、クラスタに指定したすべての情報がリストされます。サマリーにクラスタの正しい情報が表示されていることを確認し、「インストール」をクリックしてローカル・ノードの構成を開始します。

    ローカル・ノードの構成が完了すると、OUIによりOracle Grid Infrastructure構成ファイルが他のクラスタ・メンバー・ノードにコピーされます。

  3. プロンプトが表示されたら、rootスクリプトを実行します。

  4. すべてのrootスクリプトが実行されたことを確認すると、OUIによってクラスタの構成ステータスが確認され、必要に応じてその他の構成ツールが起動されます。