リモート表示およびX11転送の構成の設定

リモート端末で作業を行っていて、そのローカル・システムのみが表示されている場合(通常は、この状態になります)、次の構文を使用して、ユーザー・アカウントのDISPLAY環境変数を設定します。

リモート表示

Bourne、KornおよびBashシェル:
$ export DISPLAY=hostname:0
Cシェル
% setenv DISPLAY hostname:0

たとえば、Bashシェルを使用していて、ホスト名がlocal_hostの場合は、次のコマンドを入力します。

$ export DISPLAY=node1:0

X11転送

X11転送が原因でインストールが失敗しないようにするには、次の手順を使用して、Oracleインストール所有者ユーザー・アカウントに対してユーザーレベルのSSHクライアント構成ファイルを作成します。

  1. テキスト・エディタを使用して、ソフトウェア・インストール所有者の~/.ssh/configファイルを編集または作成します。

  2. ~/.ssh/configファイルでForwardX11属性がnoに設定されていることを確認します。次に例を示します。

    Host * 
        ForwardX11 no
  3. Oracleインストール所有者ユーザー・アカウントへの~/.sshにおける権限が保護されていることを確認します。次に例を示します。

    $ ls -al .ssh
    total 28
    drwx------  2 grid oinstall 4096 Jun 21 2015
    drwx------ 19 grid oinstall 4096 Jun 21 2015
    -rw-r--r--  1 grid oinstall 1202 Jun 21 2015 authorized_keys
    -rwx------  1 grid oinstall  668 Jun 21 2015 id_dsa
    -rwx------  1 grid oinstall  601 Jun 21 2015 id_dsa.pub
    -rwx------  1 grid oinstall 1610 Jun 21 2015 known_hosts