最初のノードでの不完全なインストールの続行

最初のノードでインストールが失敗した場合、Oracle Grid Infrastructureの不完全なインストールを続行するにはこの情報を確認します。

  1. rootスクリプトの失敗で、メッセージCLSRSC-400により再起動が必要であることが示される場合、最初のノード(インストールを開始したノード)を再起動します。そうでない場合は、エラー出力に報告されたエラー状態を修正またはクリアします。

  2. 必要に応じて、最初のノードにrootとしてログインします。そのノードで再度orainstRoot.shスクリプトを実行します。次に例を示します。

    $ sudo -s
    [root@node1]# cd /u01/app/oraInventory
    [root@node1]# ./orainstRoot.sh
    
  3. 最初のノードでGridホームのディレクトリに移動し、そのノードで再度rootスクリプトを実行します。次に例を示します。

    [root@node1]# cd /u01/app/12.1.0/grid
    [root@node1]# ./root.sh
    
  4. 他のすべてのノードでインストールを実行します。

  5. レスポンス・ファイルを構成し、インストール用のパスワードを指定します。

  6. インストールを完了するには、Gridインストール所有者としてログインしてから、Grid_homeにあるgridSetup.shを実行して、作成したレスポンス・ファイルを指定します。たとえば、レスポンス・ファイルがgridinstall.rspの場合は次のとおりです。

    [grid@node1]$ gridSetup.sh -executeConfigTools -responseFile Oracle_home/install/response/gridinstall.rsp