Oracle Grid Infrastructureでサポートされている記憶域オプション

次の表に、Oracle Grid Infrastructureのバイナリおよびファイルでサポートされている記憶域オプションを示します。

表7-1 Oracle Grid Infrastructureでサポートされている記憶域オプション

記憶域オプション OCRおよび投票ファイル Oracle Clusterwareバイナリ Oracle RACデータベースのバイナリ Oracle RACデータベースのデータ・ファイル Oracle RACデータベースのリカバリ・ファイル

Oracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)

注意: ループバック・デバイスは、Oracle ASMでは使用できません。

不可

不可

Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)

不可

不可

Oracle Database 11gリリース2 (11.2)、およびOracle Database 12cリリース1 (12.1)以上のハブ・ノードでは可。

リーフ・ノードで実行されるOracle Databaseの場合は不可。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1)以降の場合は可

Oracle Database 12cリリース1 (12.1)以降の場合は可

ローカル・ファイル・システム

不可

不可

不可

OCFS2

不可

不可

動作保証されているネットワーク接続ストレージ(NAS)ファイラ上のネットワーク・ファイル・システム(NFS)

注意: Direct NFSクライアントはOracle Clusterwareファイルをサポートしていません

不可

Direct-attached storage (DAS)

不可

不可

共有ディスク・パーティション(ブロック・デバイスまたはRAWデバイス)

不可

不可

不可

不可

不可

記憶域オプションのガイドライン

次のガイドラインに従って、記憶域オプションを選択します。

  • 選択した記憶域オプションの要件がすべて満たされている場合、各ファイル・タイプでサポートされている記憶域オプションのいずれの組合せでも使用できます。

  • Oracle Clusterwareのファイルの格納には、Oracle ASMのみ使用できます。

  • RAWデバイスまたはブロック・デバイスの直接の使用はサポートされていません。rawまたはブロック・デバイスはOracle ASM下でのみ使用できます。

    参照:

    既存のデータベースをアップグレードするための準備方法については、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

注意:

OCFS2の詳細は、次のWebサイトを参照してください。

http://oss.oracle.com/projects/ocfs2/

OCFS2の動作保証と、その他のクラスタ・ファイル・システムのサポートについては、My Oracle Supportの「動作保証」ページを参照してください。