アップグレード後のEnterprise Managerエージェント・ベース・ディレクトリの更新

Oracle Grid Infrastructureのアップグレード後に、エージェントを実行する各クラスタ・メンバー・ノードでEnterprise Managerエージェント・ベース・ディレクトリを更新します。

エージェント・ベース・ディレクトリは、管理エージェント・ホームが作成されるディレクトリです。管理エージェント・ホームは、パスAgent_Base_Directory/core/EMAgent_Versionにあります。たとえば、エージェント・ベース・ディレクトリが/u01/app/emagentの場合、管理エージェント・ホームは/u01/app/emagent/core/13.1.1.0のように作成されます。

  1. 管理エージェントのホームのbinディレクトリに移動します。

  2. /u01/app/emagent/core/13.1.1.0/binディレクトリのemctlファイルをテキスト・エディタで開きます。

  3. CRS_HOMEパラメータを検索し、これを新しいGridホーム・パスに更新します。

  4. Enterprise Managerエージェントを含むクラスタの各ノードで手順1-3を繰り返します。