9.1 イメージベースのOracle Grid Infrastructureのインストールについて

Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2)以降、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアのインストールおよび構成は、イメージ・ベースのインストールによって簡略化されました。

Oracle Grid Infrastructureをインストールするには、必要なユーザー・グループ権限を使用して新規Gridホームを作成し、新しく作成したGridホームにイメージ・ファイルを抽出し、設定ウィザードを実行して、Oracle Grid Infrastructure製品を登録します。

イメージ・ベースのインストールを使用すると、次のことを実行できます。

  • クラスタ構成のOracle Grid Infrastructureをインストールおよびアップグレードします。

  • スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールします(Oracle Restart)。

  • Oracle Grid Infrastructureソフトウェアのみをインストールし、ソフトウェアをOracleインベントリに登録します。

  • Oracle Grid Infrastructureソフトウェアがすでにインストールまたは構成されている場合、既存のクラスタにノードを追加します。

このインストール機能は、インストール・プロセスを合理化し、大規模なカスタム・デプロイメントの自動化をサポートします。このインストール方法を使用して、ベース・リリースのソフトウェアに必要なパッチ・セット更新(PSU)とパッチを使用してパッチを適用した後の、カスタマイズされたイメージをデプロイすることもできます。

注意:

グリッド・ホームを配置するディレクトリにイメージ・ソフトウェアを解凍してから、gridSetup.batスクリプトを実行して、Grid Infrastructure設定ウィザードを起動する必要があります。作成したGridホーム・ディレクトリが、Oracle Optimal Flexible Architectureの推奨事項に準拠していることを確認してください。