5.2.4.1 Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1.0.2)にアップグレードする場合のOracle ASMシステム権限の変更点
Oracle Grid Infrastructureリリース12.1.0.1からリリース12.1.0.2にアップグレードする場合、アップグレード・プロセスにより、Oracle ASM権限に対してグループ・メンバーシップおよびディスクACLが自動的に更新されます。
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ディスクACLが更新されると、
ORA_ASMADMINが追加され、ORA_ASMDBAが削除されます。 -
データベース・サービスSIDが
ORA_ASMADMINとORA_ASMDBAの両方に追加されます。 -
Oracleサービス・ユーザー(通常はOracleホーム・ユーザー)が
ORA_ASMDBAに追加されます。
これらの更新により、Oracle Grid Infrastructure release 12.1.0.2へのアップグレード後に、Oracle Databaseリリース12.1.0.1またはリリース12.1.0.2を使用しているデータベースでOracle ASMを使用できるようになります。
Oracle ASMがOracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1.0.2)の一部として新しくインストールされる場合、12.1.0.2バージョンの権限のみが構成されます。
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データベース・サービスSIDが
ORA_ASMADMINに追加されます。 -
Oracleサービス・ユーザー(通常はOracleホーム・ユーザー)が
ORA_ASMDBAに追加されます。 -
ディスクACLが更新され、
ORA_ASMADMINが組み込まれます。
Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1.0.2)が(アップグレードしたインストールではなく)新規にインストールされているシステムにOracle Database 12cリリース12.1.0.1ソフトウェアをインストールする前に、Oracle Database 12cリリース12.1.0.1データベースの作成時に適切な権限が構成されるようにパッチを適用する必要があります。
親トピック: 役割区分用のOracle ASMグループ