4.3.6 Windows Serverデプロイメント用のネットワーク構成タスク
Microsoft Windows Serverには、独特のネットワーク機能が多数用意されています。Windows Server上でOracleソフトウェアを正常に実行できるようにするには、これらの機能の一部で特別な構成が必要です。
- Windowsのメディア検出機能の無効化
プライベート・ネットワーク・アダプタでは、Windowsのメディア検出機能が無効である必要があります。 - パブリック・ネットワーク・アダプタのDNS登録の構成解除
Windows Serverで、サーバー再起動後に、ノードに対する誤ったIPアドレスがDNSに登録されないようにするには、パブリック・ネットワーク・アダプタの「この接続のアドレスをDNSに登録する」オプションを構成解除する必要があります。 - 自動メトリック値の手動構成
自動メトリック機能は、リンク・スピードに基づいてローカル・ルートのメトリックを自動的に構成します。インストール時にOUIで誤ったネットワーク・インタフェースが選択されないようにするには、パブリックおよびプライベート・ネットワーク・インタフェースのメトリック値をカスタマイズする必要があります。 - Oracle RACインストールのUDPとTCPの動的ポート範囲設定
負荷の高い環境におけるOracle RACの特定の構成では、使用可能な数のソケットが使い果たされる可能性があります。この問題を回避するには、UDPおよびTCPの両方の動的ポート範囲を拡張します。
親トピック: ネットワーク・インタフェースのハードウェア要件