12.5.4.1 Oracleホームからの削除ツールの実行

削除ツールはOracleホームまたはソフトウェア・インストール・メディアから実行できます。

  1. 削除ツールは、デフォルトでは、Oracleインストール・ユーザーとしてOracleホームのdeinstallディレクトリから実行します。
    C:\> %ORACLE_HOME%\deinstall\deinstall.bat
  2. サーバーに関する情報の入力を求められたら、情報を入力するかデフォルトを受け入れます。
削除ツールは、Oracleソフトウェアを停止し、オペレーティング・システム上のOracleソフトウェアおよび構成ファイルを削除します。

例12-1 Oracleホーム内からのdeinstall.batの実行

削除ツールを実行する最も一般的な方法は、削除対象のOracleホームにインストールされているバージョンを使用することです。削除ツールはローカルのOracleホームのソフトウェア構成を確認し、各プロンプトでデフォルト値を提供します。デフォルト値を受け入れることも、別の値を優先することもできます。Oracleホームのソフトウェアが実行されていない場合(インストール失敗の後など)、削除ツールは構成を確認できないため、対話的に、またはレスポンス・ファイルですべての構成の詳細を提供する必要があります。Oracleホーム・ディレクトリにある削除ツールを使用するには、次のコマンドを実行します(C:\app\12.2.0\gridはGridホームの場所)。

クラスタからOracle Grid Infrastructureインストールを削除するには、管理者グループのメンバーとしてログインして、次のコマンドを使用します。

C:\> app\12.2.0\grid\deinstall\deinstall.bat

プロンプトに従って追加情報を入力してください。

注意:

削除対象のOracleホーム以外の場所から削除ツールを使用する場合は、コマンドラインで-homeオプションを指定する必要があります。