A.3 レスポンス・ファイルを使用したOracle Universal Installerの実行

レスポンス・ファイルの作成後、作成したレスポンス・ファイルを指定してコマンドラインからOracle Universal Installerを実行し、インストールを実行します。

コマンドラインでOracle Universal Installerを実行し、作成したレスポンス・ファイルを指定します。Oracle Universal Installer実行可能ファイルsetup.exeおよびgridSetup.batには、複数のオプションがあります。すべてのオプションのヘルプ情報を参照するには、gridSetup.batまたはsetup.exeコマンドで-helpオプションを指定します。次に例を示します。

  • Oracle Databaseの場合:

    C:\..\bin> setup.exe -help
  • Oracle Grid Infrastructureの場合:

    C:\..\bin> gridSetup.bat -help

しばらくすると、セッション・ウィンドウ上にヘルプ情報が表示されます。

レスポンス・ファイルを使用してインストーラを実行するには、次の手順を実行します。

  1. 通常のインストールと同様にインストール前の作業を実行します。
  2. 管理者ユーザーまたはソフトウェアをインストールしたユーザーとしてログインします。
  3. コマンドを次のように入力して、サイレント・モードまたはレスポンス・ファイル・モードでインストーラを起動します。
    • Oracle Databaseの場合:

      C:\> directory_path\setup.exe [-silent] [-noconfig] \
           -responseFile response_filename
    • Oracle Grid Infrastructureの場合:

      C:\> directory_path\gridSetup.bat [-silent] [-noconfig] \
           -responseFile response_filename

    注意:

    レスポンス・ファイルのパスを相対パスで指定しないでください。相対パスを指定すると、インストーラが失敗します。

    この例の説明は、次のとおりです。

    • directory_pathは、インストール・メディアのパス、またはインストール・ソフトウェアをコピーしたハード・ドライブ上のディレクトリのパスです。

    • -silentは、インストーラをサイレント・モードで実行します。

    • -noconfigを指定すると、インストール中にコンフィギュレーション・アシスタントは実行されず、ソフトウェアのみのインストールが実行されます。

    • response_filenameは、構成済のインストール・レスポンス・ファイルのフルパスと名前です。