B Oracle Database Provider for DRDAのパッケージ・バインド・オプション
DB2DSNサブコマンドBIND PACKAGEには、Oracleがクライアント・アプリケーションのパッケージをバインドするときに使用される様々なオプションがあります。
BIND PACKAGEサブコマンドの詳細は、DB2® 10 for z/OS® Command Reference (SC19-2972-05)に収録されています。
CONCURRENTACCESSRESOLUTION
常にWAITFOROUTCOMEセマンティクスを実装します。これは、Oracleによるデータのロック方法の基盤となるため、変更できません。
CURRENTDATA
YESセマンティクスをサポートします。
DBPROTOCOL
DRDAセマンティクスをサポートします。
DEFER/NODEFER
NODEFERセマンティクスをサポートします。
DYNAMICRULES
RUNセマンティクスをサポートします。
DB2のルールの定義に従い、各文にデフォルトの修飾子の使用が適用されます。これは、STATIC文またはDYNAMIC SQL文のSET CURRENT SQLIDと同等です。ただし、Oracleではオブジェクト・アクセス認可がパッケージ所有者のIDではなく現在のログオンIDに制限されます。オブジェクトへのアクセスを制御するには、ログオンを明示的なアクセス権の付与(オブジェクトによる付与またはロールによる付与)によって処理するか、またはオブジェクト・アクセス認可を強制的に適用するストアド・プロシージャによって処理する必要があります。
ENABLE/DISABLE
ENABLEセマンティクスをサポートします。
EXTENDEDINDICATOR
NOセマンティクスをサポートします。
ISOLATION
CSセマンティクスをサポートします。
OracleおよびOracle Database Provider for DRDAでは、ほとんどの分離モードはサポートされていません。Oracleのデータ分離モードは、CSとRRの中間のモードと言えます。これはOracleによるデータ整合性管理の実装方法の基盤であるため、変更できません。値は無視されますが、将来の処理のためにパッケージ定義とともに格納されます。
KEEPDYNAMIC
YESセマンティクスをサポートします。
OWNER
認可IDは有効なOracleユーザーIDである必要があります。
QUALIFIER
修飾子名は、Oracle内の有効なスキーマ名である必要があります。
RELEASE
COMMITセマンティクスを実装します。
DRDAを使用する場合、リソースのリリースは異なるレベルで実行されます。コミット/ロールバックでは、カーソルまたは文のセマンティクスにより、カーソルおよびオブジェクト・ロックのリリースが要求されます。他のリソース(パッケージ自体など)はセッションが終了するまで保持され、その後、割当て解除されます。この動作は主に、サーバーではなく実行時にクライアントにより指定されます。
REOPT
AUTOセマンティクスを実装します。
Oracleではデフォルトで、文およびホスト変数に基づいて実行計画が評価されます。STATIC文とDYNAMIC文の両方に同じ処理が適用されます。
ROUNDING
HALFEVENセマンティクスを実装します。
VALIDATE
RUNセマンティクスを実装します。
Oracle Database Provider for DRDAはSTATIC SQL文を検証しないため、このオプションは無視されます。