- インストレーション・ガイド
- スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureの記憶域構成
- HP-UX ItaniumでのOracle ASM用ディスク・デバイスの構成
HP-UX ItaniumでのOracle ASM用ディスク・デバイスの構成
Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)で使用するディスク・デバイスを構成するには、次の手順を実行します。
- 必要に応じて、ディスク・グループに使用するディスクを設置し、システムを再起動します。
- ディスクが使用可能かどうかを確認します。このコマンドにより、ブロック・デバイス名(
/dev/dsk/cxtydz
)など、システムに接続されているそれぞれのディスクの情報が表示されます。# /usr/sbin/ioscan -fun -C disk
このコマンドの出力結果は、次のようになります。
Class I H/W Path Driver S/W State H/W Type Description ========================================================================== disk 0 0/0/1/0.6.0 sdisk CLAIMED DEVICE HP DVD 6x/32x /dev/dsk/c0t6d0 /dev/rdsk/c0t6d0 disk 1 0/0/1/1.2.0 sdisk CLAIMED DEVICE SEAGATE ST39103LC /dev/dsk/c1t2d0 /dev/rdsk/c1t2d0
HP-UX 11i v.3では、Agile Viewを使用して、ブロック・デバイス(
/dev/disk/diskxyz
)や文字RAWデバイス(/dev/rdisk/diskxyz
)などのマス・ストレージ・デバイスを確認することもできます。次に例を示します。#>ioscan -funN -C disk Class I H/W Path Driver S/W State H/W Type Desc =================================================================== disk 4 64000/0xfa00/0x1 esdisk CLAIMED DEVICE HP73.4GST373454LC /dev/disk/disk4 /dev/rdisk/disk4 disk 907 64000/0xfa00/0x2f esdisk CLAIMED DEVICE COMPAQ MSA1000 VOLUME /dev/disk/disk907 /dev/rdisk/disk907
ioscan
コマンドで、使用するデバイスのデバイス名情報が表示されない場合は、次のコマンドを入力して、すべての新しいデバイス用に特別なデバイス・ファイルをインストールします。# /usr/sbin/insf -e
- ディスク・グループに追加するそれぞれのディスクについて、それがLVMボリューム・グループにすでに含まれていないことを確認します。
# /sbin/pvdisplay /dev/dsk/cxtydz
このコマンドによってボリューム・グループの情報が表示された場合、そのディスクはボリューム・グループにすでに属しています。選択するディスクは、LVMボリューム・グループに属していないものである必要があります。注意:
別のボリューム管理ソフトウェアを使用する場合(VERITAS Volume Managerなど)、ディスクが使用されていないことを確認する方法について、該当するマニュアルを参照してください。 - ディスク・グループに追加するディスクそれぞれについて、特性ファイルの所有者、グループおよび権限を変更します。
# chown oracle:dba /dev/rdsk/cxtydz # chmod 660 /dev/rdsk/cxtydz
DSF(アジャイル・ビュー)パスの場合は、次のパスを使用してコマンドを入力します。
# chmod 660 /dev/rdisk/diskxyz
注意:
Oracle Automatic Storage Managementでマルチ・パス・ディスク・ドライバを使用している場合は、そのディスクに正しい論理デバイス名に対する権限のみを設定してください。