既存データベースに対するスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのインストール

スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールし、既存のOracle Database用に構成するには、この項で概説している手順に従ってください。

Oracle Restart 12cリリース2 (12.2)では、同じリリースのリソースのみを管理できます。このため、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)に対してのみ、サービスを提供するスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールできます。ただし、以前のリリースのOracle Databaseは、Oracle Restartで管理されないで同じサーバーに共存できます。
すでにインストールされたデータベースの、スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールするには、次の手順を実行します。
  1. データベースと同じホスト・コンピュータで、スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールし、インストール・オプションとして「スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructure (Oracle Restart)の構成」を選択します。Oracle Databaseインストレーション・ガイドの新規データベース・インストールによるスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのインストールに関する項を参照してください。

    スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのコンポーネントは、既存のOracle Databaseホームとは異なる場所にあるOracle Grid InfrastructureのOracleホーム(Gridホーム)にインストールされます。

  2. 既存のOracle Databaseがある場合は、Oracle Restartでsrvctlコマンドを使用し、これを高可用性に登録します。

    $ cd $ORACLE_HOME/bin
    $ srvctl add database -db dbname -o oracle_home_path -dbtype SINGLE