12.1 プールの統計情報

Universal Connection Pool (UCP)では、接続プールの実行時統計情報を提供します。これらの統計情報は次の2つのカテゴリに分かれます。

  • 非累積

    これらの統計情報は現在実行中の接続プール・インスタンスにのみ適用されます。

  • 累積

    これらの統計情報はプールの起動または停止の複数のサイクルにわたって収集されます。

oracle.ucp.UniversalConnectionPoolStatisticsインタフェースは、接続プール統計情報を問い合せるために使用されるメソッドを備えています。このインタフェースのメソッドは、oracle.ucp.jdbc.PoolDataSource.getStatisticsメソッドを使用して、プール対応のデータソースおよびプール対応のXAデータソースからコールできます。次に例を示します。

PoolDataSource pds = PoolDataSourceFactory.getPoolDataSource();
...
...
int totalConnsCount = pds.getStatistics().getTotalConnectionsCount();
System.out.println("The total connetion count in the pool is "+ totalConnsCount +".");

oracle.ucp.jdbc.PoolDataSource.getStatisticsメソッドは、それ自体でコールすることも可能であり、接続プールの全統計情報を1つのStringとして戻します。