3.2 UCP接続プールのプロパティの設定

UCP JDBC接続プールは、接続プールのプロパティを使用して構成します。プロパティには、プール対応のデータソース・インスタンスで使用可能なgetメソッドとsetメソッドがあります。これらのメソッドは、プールをプログラムで構成するための便利な手段です。プールのプロパティが設定されていない場合、接続プールはデフォルトのプロパティ値を使用します。

次の例では、接続プールのプロパティの構成を示します。この例では、接続プール名およびプールで許容される最大/最小接続数を設定しています。

PoolDataSource  pds = PoolDataSourceFactory.getPoolDataSource();

pds.setConnectionPoolName("JDBC_UCP");
pds.setMinPoolSize(4);pds.setMaxPoolSize(20);

UCP JDBC接続プールのプロパティは任意の順序で設定できます。また、実行時に動的に変更できます。たとえば、setMaxPoolSizeはいつでも変更できます。プールはその新しい値を認識し、その値に適応します。