レスポンス・ファイルを使用したNet Configuration Assistantの実行

サイレント・モードでNet Configuration Assistantを実行して、システム上でOracle Net Listenerを構成して起動し、ネーミング・メソッドを構成し、Oracleネット・サービス名を構成できます。

Net Configuration Assistantをサイレント・モードで実行するには、レスポンス・ファイル・テンプレートをコピーして編集する必要があります。Oracleでは、インストール・メディア上のdatabase/responseディレクトリのresponseディレクトリで、netca.rspという名前のレスポンス・ファイル・テンプレートを提供しています。

ノート:

ソフトウェアをハード・ディスクにコピーした場合、レスポンス・ファイル・テンプレートはdatabase/responseディレクトリに格納されています。

レスポンス・ファイルを使用してNet Configuration Assistantを実行するには:

  1. レスポンス・ファイルのディレクトリからシステム上のディレクトリに、レスポンス・ファイル・テンプレートnetca.rspをコピーします。
    $ cp /directory_path/response/netca.rsp local_directory
    

    この例では、directory_pathはDVDのdatabaseディレクトリのパスです。ソフトウェアをハード・ドライブにコピーした場合は、responseディレクトリのファイルを編集することもできます。

  2. テキスト・エディタでレスポンス・ファイルを開きます。
    $ vi /local_dir/netca.rsp
    
  3. ファイルに記載された説明に従って編集します。

    ノート:

    レスポンス・ファイルを正しく構成しないと、Net Configuration Assistantが失敗します。

  4. Oracleソフトウェア所有者ユーザーとしてログインし、ORACLE_HOME環境変数を設定して、正しいOracleホーム・ディレクトリを指定します。
  5. 次のようなコマンドを入力して、Net Configuration Assistantをサイレント・モードで実行します。
    $ $ORACLE_HOME/bin/netca -silent -responsefile /local_dir/netca.rsp
    

    このコマンドの説明は次のとおりです。

    • -silentオプションは、Net Configuration Assistantをサイレント・モードで実行することを意味します。

    • local_dirは、レスポンス・ファイル・テンプレートnetca.rspをコピーしたディレクトリのフルパスです。