概要
このリリース・ノートには、今回のリリースのプラットフォーム固有または製品固有のマニュアルに記載されていない情報が含まれています。 このドキュメントは、『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』の補足です。
このドキュメントは、リリース後に更新される場合があります。次の場所で、このドキュメントに更新があるかどうかをチェックし、その他のOracleドキュメントを参照することができます。
https://docs.oracle.com/en/database/index.html
このドキュメントは次のトピックで構成されています。
動作要件
Oracle Database 12cリリース2 (12.2)の最新の動作要件は、https://support.oracle.com/のMy Oracle Supportを参照してください。
Oracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8のLinux x86-64での動作保証情報
Oracle Database 12cリリース2 (12.2)では、Linux x86-64システム上のOracle Linux 8.2およびRed Hat Enterprise Linux 8.2がサポートされています。
x86-64用のサポートされるOracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8ディストリビューション
次の情報を使用して、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)でサポートされているOracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8ディストリビューションを確認します。
Oracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8でのOracle Database 12cリリース2 (12.2)のインストール
Oracle Linux 8.2およびRed Hat Enterprise Linux 8.2にOracle Database 12cリリース2 (12.2)をインストールするには、次の手順を使用してDBPSU 12.2.0.1.211019 patch 33261817
を適用します。
- Oracle Database 12cリリース2 (12.2)ソフトウェア・バイナリをOracle Software Delivery Cloudポータル(edelivery)からダウンロードします。
- 12.2.0.1.0データベース・バイナリを解凍します。
- 環境変数CV_ASSUME_DISTIDをOL7に設定します。
$ export CV_ASSUME_DISTID=OL7
- Oracle Database 12cリリース2 (12.2)のソフトウェアのみのインストールを実行します:
- My Oracle Supportから
DBPSU 12.2.0.1.211019 patch 33261817
をダウンロードして適用します。ノート:
OPatchユーティリティ・バージョン12.2.0.1.27以降を使用してDBPSU 12.2.0.1.211019
パッチを適用します。12c用の最新リリースのOPatchバージョン(パッチ6880880)を使用することをお薦めします。これは、My Oracle Supportで12.2.0.1.0リリースを選択することでダウンロードできます。 - Oracle Database Configuration Assistant (Oracle DBCA)を使用して、データベースを作成します。
Oracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8でのOracle RAC 12cリリース2 (12.2)のインストール
Oracle RAC 12cリリース2 (12.2)をOracle Linux 8.2またはRed Hat Enterprise Linux 8.2にインストールするには、まずOracle Grid Infrastructure 19cリリース更新(RU) 19.13以上をインストールし、次にOracle RAC 12cリリース2 (12.2)をインストールします。
-
Oracle Technology Network (OTN)から19.3 Oracle Grid Infrastructureソフトウェア・バイナリをダウンロードします:
https://www.oracle.com/database/technologies/oracle19c-linux-downloads.html - 19.3 Grid Infrastructureバイナリを解凍します。
19.13GIRU Patch 33182768
を使用して、Oracle Grid Infrastructureのインストールまたはアップグレード・プロセス中に19.13以上のリリース更新(RU)を適用します。$ ./gridSetup.sh -applyRU 19.13GIRU_Patch_33182768_location
Oracle Grid Infrastructureのインストールが完了しました。
- 前述の項のステップ1から6までを繰り返して、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)をインストールします。
Oracle Linux 8またはRed Hat Enterprise Linux 8でのOracle Database Client 12cリリース2 (12.2)のインストール
Oracle Database Client 12cリリース2 (12.2)では、Oracle Linux 8.2およびRed Hat Enterprise Linux 8.2で32ビット・バージョンと64ビット・バージョンがサポートされています。
Oracle Linux 8.2またはRed Hat Enterprise Linux 8.2にOracle Database Clientをインストールするには:
- 環境変数CV_ASSUME_DISTIDをOL7に設定します。
$ export CV_ASSUME_DISTID=OL7
- 標準的な手順で、Oracle Database Client 12.2をインストールします:
Oracle Database ClientをインストールするためのOracle Universal Installerの実行
Oracle Linux 8.8へのOracle Database 12cリリース2 (12.2)のインストール
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8にOracle Database 12cリリース2 DBPSU 12.2.0.1.240716 patch 36650048
をインストールすることをお薦めします。
ノート:
Oracle Grid Infrastructureリリース12cリリース2 (12.2.0.1)は、Oracle Linux 8ではサポートされていません。Oracle Real Applications Clusters (Oracle RAC) 12cリリース2 (12.2.0.1)をOracle Linux 8にインストールするには、まずOracle Grid Infrastructure 19cをインストールし、次にOracle RAC 12.2.0.1をインストールします。Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8にOracle Database 12cリリース2 (12.2)をインストールするには、次の手順を使用してDBPSU 12.2.0.1.240716 patch 36650048
を適用します:
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8へのOracle RAC 12cリリース2 (12.2)のインストール
- 19.3 Oracle Grid Infrastructureのソフトウェア・バイナリをOracle Webサイトからダウンロードします。
- 19.3 Grid Infrastructureバイナリを解凍します。
- OPatchユーティリティ・バージョン12.2.0.1.42以降をコピーします。これは、My Oracle Supportのパッチ6880880で、19.0.0.0.0リリースを選択することで入手できます。
- 19.3 GIホームから次のコマンドによって、
applyRU
を指定してgridSetup.sh
を実行しOracle Grid Infrastructure 19.24を作成およびインストールすることで、Oracle Grid Infrastructureをインストールします。gridSetup.sh -applyRU 19.24 GIRU Patch 36582629 location
- Oracle Database 12cリリース2 (12.2)のソフトウェア・バイナリをOracle Webサイトからダウンロードします。
- 12.2.0.1.0データベース・バイナリを解凍します。
- 環境変数CV_ASSUME_DISTIDをOL7に設定します:
$ export CV_ASSUME_DISTID=OL7
- Oracle Database 12cリリース2 (12.2)のソフトウェアのみのインストールを実行します:
- My Oracle Supportから
DBPSU 12.2.0.1.240716 patch 36650048
をダウンロードし適用します。https://support.oracle.com/ノート:
OPatchユーティリティ・バージョン12.2.0.1.42以降を使用してDBPSU 12.2.0.1.240716
パッチを適用します。12c用の最新リリースのOPatchバージョン(パッチ6880880)を使用することをお薦めします。これは、My Oracle Supportで12.2.0.1.0リリースを選択することでダウンロードできます。 - Oracle Database Configuration Assistant (Oracle DBCA)を使用して、データベースを作成します。
- 19.3 Oracle Grid Infrastructureのソフトウェア・バイナリをOracle Webサイトからダウンロードします。
- 19.3 Grid Infrastructureバイナリを解凍します。
- OPatchユーティリティ・バージョン12.2.0.1.42以降をコピーします。これは、My Oracle Supportのパッチ6880880で、19.0.0.0.0リリースを選択することで入手できます。
- 19.3 GIホームから次のコマンドによって、
applyRU
を指定してgridSetup.sh
を実行しOracle Grid Infrastructure 19.24を作成およびインストールすることで、Oracle Grid Infrastructureをインストールします。gridSetup.sh -applyRU 19.24 GIRU Patch 36582629 location
- Oracle Database 12cリリース2 (12.2)のソフトウェア・バイナリをOracle Webサイトからダウンロードします。
- 12.2.0.1.0データベース・バイナリを解凍します。
- 環境変数CV_ASSUME_DISTIDをOL7に設定します:
$ export CV_ASSUME_DISTID=OL7
- Oracle Database 12cリリース2 (12.2)のソフトウェアのみのインストールを実行します:
- My Oracle Supportから
DBPSU 12.2.0.1.240716 patch 36650048
をダウンロードし適用します。https://support.oracle.com/ノート:
OPatchユーティリティ・バージョン12.2.0.1.42以降を使用してDBPSU 12.2.0.1.240716
パッチを適用します。12c用の最新リリースのOPatchバージョン(パッチ6880880)を使用することをお薦めします。これは、My Oracle Supportで12.2.0.1.0リリースを選択することでダウンロードできます。 - Oracle DBCAを使用してデータベースを作成します。
- Oracle Database 12cリリース2 (12.2)のソフトウェア・バイナリをOracle Webサイトからダウンロードします。
- 12.2.0.1.0データベース・バイナリを解凍します。
- 環境変数CV_ASSUME_DISTIDをOL7に設定します。
$ export CV_ASSUME_DISTID=OL7
- Oracle Database 12cリリース2 (12.2)のソフトウェアのみのインストールを実行します:
- My Oracle Supportから
DBPSU 12.2.0.1.240716 patch 36650048
をダウンロードし適用します。https://support.oracle.com/ノート:
OPatchユーティリティ・バージョン12.2.0.1.42以降を使用してDBPSU 12.2.0.1.240716
パッチを適用します。12c用の最新リリースのOPatchバージョン(パッチ6880880)を使用することをお薦めします。これは、My Oracle Supportで12.2.0.1.0リリースを選択することでダウンロードできます。 - Oracle DBCAを使用してデータベースを作成します。
Oracle Linux 8.8へのOracle Database Client 64ビット12cリリース2 (12.2)のインストール
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8にOracle Database Client 64ビット12cリリース2 (12.2)以降をインストールすることをお薦めします。
Oracle Database Client 12cリリース2 (12.2)では、Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8での64ビット・バージョンがサポートされています。
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8にOracle Database Clientをインストールするには。
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8へのOracle Database Client 12cリリース2 (12.2)のインストール
- 環境変数CV_ASSUME_DISTIDをOL7に設定します:
$ export CV_ASSUME_DISTID=OL7
- 標準的な手順で、Oracle Database Client 12.2をインストールします:
Oracle Database ClientをインストールするためのOracle Universal Installerの実行
- My Oracle Supportから
DBPSU 12.2.0.1.240716 patch 36650048
をダウンロードし適用します。https://support.oracle.com/ノート:
OPatchユーティリティ・バージョン12.2.0.1.42以降を使用してDBPSU 12.2.0.1.240716
パッチを適用します。12c用の最新リリースのOPatchバージョン(パッチ6880880)を使用することをお薦めします。これは、My Oracle Supportで12.2.0.1.0リリースを選択することでダウンロードできます。
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8へのOracle Database Global Service Manager 12cリリース2 (12.2)のインストール
Oracle Database Global Service Manager 12cリリース2 (12.2)では、Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8での64ビット・バージョンがサポートされています。
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8にOracle Database Global Service Managerをインストールするには。
- 環境変数CV_ASSUME_DISTIDをOL7に設定します:
$ export CV_ASSUME_DISTID=OL7
- 標準の手順を使用してOracle Database Global Service Manager 12.2をインストールします。
- My Oracle Supportから
DBPSU 12.2.0.1.240716 patch 36650048
をダウンロードし適用します。https://support.oracle.com/ノート:
OPatchユーティリティ・バージョン12.2.0.1.42以降を使用してDBPSU 12.2.0.1.240716
パッチを適用します。12c用の最新リリースのOPatchバージョン(パッチ6880880)を使用することをお薦めします。これは、My Oracle Supportで12.2.0.1.0リリースを選択することでダウンロードできます。
Oracle Database 12cリリース2 (12.2)でサポートされていない製品
次の製品は、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)ではサポートされていません:
Oracle ACFS
19c Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)上のOracle Real Applications Cluster (Oracle RAC) 12cリリース2 (12.2)は、Oracle Linux 8.2およびRed Hat Enterprise Linux 8.2ではサポートされていません。
Oracle Enterprise Manager Database Express。
Adobe Flashはサポート期限(EOL)に達しました。そのため、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以降では、Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)は機能しません。代替オプションおよび詳細は、My Oracle Supportのノート2723592.1を参照してください。
https://support.oracle.com/epmos/faces/DocContentDisplay?id=2723592.1
リリース12.2のOracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8の既知の問題
このトピックでは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)でのOracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8に関連する問題について説明します。
バグ31188038
Oracle Linux 8へのOracle Database Instant Client 12cリリース2 (12.2)のインストール
回避策
libnsl
パッケージを手動でインストールします。$ sudo dnf install libnsl
バグ33355628
[INS-13001] Environment does not meet minimum requirements.
回避策
runInstaller
を実行する前に環境変数CV_ASSUME_DISTIDをOL7に設定します。
バグ33386276
Red Hat Enterprise Linux 8では、Oracle Database、Oracle Database Examples、Oracle Database Gateway、グローバル・サービス・マネージャ(GSM)およびOracle Database Client x86-64のインストール時に、compat-libcap1-1.10
パッケージの欠落エラーが発生します。
回避策
「前提条件チェックの実行」画面で、compat-libcap1-1.10
欠落チェックに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
バグ33386233
Red Hat Enterprise Linux 8でのOracle Database 12cリリース2 (12.2) 32ビット・クライアントのインストール中に、compat-libcap1-1.10
パッケージとcompat-libstdc++-33-3.2.3
パッケージの欠落エラーが発生します。
回避策
「前提条件チェックの実行」画面で、compat-libcap1-1.10
およびcompat-libstdc++-33-3.2.3
欠落チェックに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
バグ33404219
Oracle Clusterware 19cを使用する12.2 Oracle RACインストール中のCRS Integrityチェック・エラー。
回避策
「前提条件チェックの実行」画面で、CRS Integrity missing checkに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
バグ33404400
Oracle Clusterware 19cを使用する12.2 Oracle RACインストール中のPRVF-7590エラー。
回避策
「前提条件チェックの実行」画面で、PRVF-7590欠落チェックに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
バグ33404464
Oracle Clusterware 19cを使用する12.2 Oracle RACインストール中のresolv.config protocolエラー。
回避策
「前提条件チェックの実行」画面で、resolv.config protocol欠落チェックに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
バグ33404505
Oracle Clusterware 19cを使用する12.2 Oracle RACインストール中のPRVG-2002エラー。
回避策
「前提条件チェックの実行」画面で、PRVG-2002欠落チェックに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
バグ33404510
Oracle Linux 8またはRed Hat Enterprise Linux 8では、g++8
で構築されたC++アプリケーションは、Oracle C++ Call Interface (OCCI)では使用できません。
回避策
g++8
を使用してアプリケーションを作成するには、次のコンパイル・オプションを使用します。-D_GLIBCXX_USE_CXX11_ABI=0 -Wno-narrowing
バグ33424834
Pro*Cアプリケーションの作成
回避策
Oracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8でPro*Cアプリケーションを作成するには、次のコンテンツをPro*C構成ファイルpcscfg.cfg
に手動で追加します。
sys_include=/usr/lib/gcc/x86_64-redhat-linux/8/include
define=_MATH_H
ノート:
画面に表示されているチェック事項と問題をすべて修正してください。バグ36823580
Oracle Linux 8.8の64ビット・バージョンでは、Pro*Cのデモはすべて、12cリリース2 (12.2)でのコンパイル中に失敗します。
回避策
Oracle Linux 8でPro*Cアプリケーションをビルドするには、手動で次の内容をPro*C構成ファイルpcscfg.cfg
に追加します:
sys_include=/usr/lib/gcc/x86_64-redhat-linux/8/include
define=_MATH_H
ノート:
画面に表示されているチェック事項と問題をすべて修正してください。バグ36826072
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8で、Oracle Instant Client RPMの再生成に失敗します。
回避策
Oracle Instant Clientは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)でサポートされなくなりました。Oracle Instant Client 19c以降にアップグレードしてください。
バグ30389229
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8で、フラッシュ・キャッシュが失敗します。
パッチp30389229_12201240716DBJUL2024RU_Linux-x86-64.zip
をダウンロードし、適用してください。
バグ36756861
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8にOracle Database Gateway 12cリリース2 (12.2)をインストールすると、Oracle Database Gateway for Websphere MQ Serverコンポーネントのリンク・エラーが発生します。
回避策
Oracleの公式ライフタイム・サポート・ドキュメントによると、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)のサポートは2022年5月31日に終了しました。Oracle Database Gateway 19c以降にアップグレードしてください。
バグ36757082
Unbreakable Enterprise Kernel 7を備えたOracle Linux 8.8にOracle Database Gateway 12cリリース2 (12.2)をインストールすると、APPCコンポーネント・エラーが発生します。
回避策
Oracleの公式ライフタイム・サポート・ドキュメントによると、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)のサポートは2022年5月31日に終了しました。Oracle Database Gateway 19c以降にアップグレードしてください。
バグ36740680
Oracle Linux 8.8の64ビット・バージョンでは、Pro*Cのデモは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)でのコンパイル中に失敗します。
回避策
Oracle Database 19c以降を起動するクライアント・ライブラリを使用してください。
サポート対象外の製品
『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』のこのリリースの12cリリース2 (12.2.0.1)で使用できない機能または制限されている機能に関する項の使用できない製品または機能のリストに加えて、次の製品および機能がサポートされていません。
Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)およびOracle Automatic Storage Management動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)のサポート
Oracle ADVMは、Oracle Automatic Storage Managementディスク・グループのRAWディスクをサポートしていますが、RAW(8)で作成されたOracle ADVMデバイス特殊ファイルはサポートされません。Oracle ADVMは、ブロック・デバイス特殊ファイルのみをサポートしています。
サポート対象のプラットフォームおよびリリースについての最新情報は、My Oracle Supportのノート1369107.1を参照してください。
Oracle ASM Filter Driverのサポート
Oracle Automatic Storage Management Filter Driver (Oracle ASMFD)はLinux x86-64でのみサポートされます。
IPv6ネットワークのサポート
クラスタのプライベート・ネットワークを構成するIPv6ベースのIPアドレスは、IBM: Linux on System zではサポートされていません。現在テスト中で、サポートはテストが正常に完了した後に発表されます。
Oracleクライアント・ライブラリによるアプリケーションのリンク
Linux上でクライアント・コードをリンクするには、動的Oracleクライアント・ライブラリを使用する必要があります。 静的Oracleクライアント・ライブラリはリンクしないでください。
DBCAでホスト・サーバーの不正なメモリーが表示される
Linuxコンテナでデータベースを作成すると、Database Configuration Assistant (DBCA)では、「構成オプションの指定」ページにLinuxコンテナではなくホスト・サーバーの使用可能なメモリーが誤って表示されます。表示される値に基づいてメモリーの割合を割り当てるように選択すると、Linuxコンテナで消費可能な合計メモリーが割当済メモリーより小さい場合に、データベースの作成が失敗することがあります。
回避策:
Linuxコンテナ・システムの構成に従って、データベースの物理メモリーを割り当てる必要があります。
この問題は、Oracle Bug#21546793によって追跡されます。
Libtiffライブラリ・バージョンの不一致により、Oracle R Enterpriseが失敗する
libtiff.so.3
のバージョンが欠落している場合、Oracle R EnterpriseのCairoパッケージは、SUSE Linux Enterprise Server 12上でのロードに失敗します。
回避策:
libtiff5.so.5
からlibtiff.so.3
へのsymlinkを作成します。
この問題は、Oracle Bug#24939744によって追跡されます。
不正なRPMバージョンのために、Oracle Grid Infrastructureインストーラの前提条件チェックが失敗する場合がある
e2fsprogs-1.42.8-1.0.2 (x86_64)
およびe2fsprogs-libs-1.42.8-1.0.2 (x86_64)
パッケージを使用する場合、12cリリース2 (12.2)のOracle Grid Infrastructureインストーラの前提条件チェックが失敗することがあります。
回避策:
-
次のRPMバージョンの最小要件を満たしていることを確認します。
e2fsprogs-1.41.12-14.el6 (x86_64)
以上e2fsprogs-libs-1.41.12-14.el6 (x86_64)
以上 -
e2fsprogs
およびe2fsprogs-libs
障害通知を無視して、Oracle Grid Infrastructureのインストールを続行します。
この問題は、Oracle Bug#25232262によって追跡されます。
ドキュメントのアクセシビリティについて
オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。
Oracle Databaseリリース・ノート, 12c リリース2 (12.2) for Linux
E72896-06
2024年8月
原本著者: Sunil Surabhi