Oracle® Database

リリース・ノート

12c リリース2 (12.2) for Linux

E72896-04(原本部品番号:E85828-01)

2017年5月

このリリース・ノートには、今回のリリースのプラットフォーム固有または製品固有のマニュアルに記載されていない情報が含まれています。 このドキュメントは、『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』の補足です。

このドキュメントは、リリース後に更新される場合があります。次の場所で、このドキュメントに更新があるかどうかをチェックし、その他のOracleドキュメントを参照することができます。

http://docs.oracle.com/en/database/database.html

このドキュメントは次のトピックで構成されています。

サポート対象外の製品

『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』のこのリリースの12cリリース2 (12.2.0.1)で使用できない機能または制限されている機能に関する項の使用できない製品または機能のリストに加えて、次の製品および機能がサポートされていません。

Oracle Databaseのサービスのクオリティ・サポート

Oracle Databaseのサービスのクオリティ管理は、IBM: Linux on System zではサポートされていません。

製品サポート

Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)でサポートされている製品または機能のリストを、次に示します:

データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュのサポート

データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュはOracle SolarisおよびOracle Linuxでのみサポートされます。

Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)およびOracle Automatic Storage Management動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)のサポート

Oracle ADVMは、Oracle Automatic Storage Managementディスク・グループのRAWディスクをサポートしていますが、RAW(8)で作成されたOracle ADVMデバイス特殊ファイルはサポートされません。Oracle ADVMは、ブロック・デバイス特殊ファイルのみをサポートしています。

サポート対象のプラットフォームおよびリリースについての最新情報は、My Oracle Supportのノート1369107.1を参照してください。

https://support.oracle.com

Oracle ASM Filter Driverのサポート

Oracle Automatic Storage Management Filter Driver (Oracle ASMFD)はLinux x86-64でのみサポートされます。

共有ベースのインスタンス・ケージング

共有ベースのインスタンス・ケージングは、Oracle SolarisおよびOracle Linuxでのみサポートされています。

IPv6ネットワークのサポート

クラスタのプライベート・ネットワークを構成するIPv6ベースのIPアドレスは、IBM: Linux on System zではサポートされていません。現在テスト中で、サポートはテストが正常に完了した後に発表されます。

Oracleクライアント・ライブラリによるアプリケーションのリンク

Linux上でクライアント・コードをリンクするには、動的Oracleクライアント・ライブラリを使用する必要があります。 静的Oracleクライアント・ライブラリはリンクしないでください。

リリース12.2のインストールの事前要件

インストールの事前要件は、インストレーション・ガイドを参照してください。

リリース12.2のインストール、構成およびアップグレードに関する注意事項

このリリースの時点では、インストール、構成およびアップグレードの問題はありません。

DBCAでホスト・サーバーの不正なメモリーが表示される

Linuxコンテナでデータベースを作成すると、Database Configuration Assistant (DBCA)では、「構成オプションの指定」ページにLinuxコンテナではなくホスト・サーバーの使用可能なメモリーが誤って表示されます。表示される値に基づいてメモリーの割合を割り当てるように選択すると、Linuxコンテナで消費可能な合計メモリーが割当済メモリーより小さい場合に、データベースの作成が失敗することがあります。

回避策:

Linuxコンテナ・システムの構成に従って、データベースの物理メモリーを割り当てる必要があります。

この問題は、Oracle Bug#21546793によって追跡されます。

Libtiffライブラリ・バージョンの不一致により、Oracle R Enterpriseが失敗する

libtiff.so.3のバージョンが欠落している場合、Oracle R EnterpriseのCairoパッケージは、SUSE Linux Enterprise Server 12上でのロードに失敗します。

回避策:

libtiff5.so.5からlibtiff.so.3へのsymlinkを作成します。

この問題は、Oracle Bug#24939744によって追跡されます。

不正なRPMバージョンのために、Oracle Grid Infrastructureインストーラの前提条件チェックが失敗する場合がある

e2fsprogs-1.42.8-1.0.2 (x86_64)およびe2fsprogs-libs-1.42.8-1.0.2 (x86_64)パッケージを使用する場合、12cリリース2 (12.2)のOracle Grid Infrastructureインストーラの前提条件チェックが失敗することがあります。

回避策:

  1. 次のRPMバージョンの最小要件を満たしていることを確認します。

    e2fsprogs-1.41.12-14.el6 (x86_64)以上

    e2fsprogs-libs-1.41.12-14.el6 (x86_64)以上

  2. e2fsprogsおよびe2fsprogs-libs障害通知を無視して、Oracle Grid Infrastructureのインストールを続行します。

この問題は、Oracle Bug#25232262によって追跡されます。

ドキュメントのアクセシビリティ

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


Oracle Databaseリリース・ノート, 12c リリース2 (12.2) for Linux

E72896-04

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原本著者: Tanaya Bhattacharjee

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