トレース・ファイルについて
Oracle Database for Windowsのバックグラウンド・スレッドでは、エラーと同様にトレース・ファイルを使用して、データベース操作の発生、例外が記録されます。
バックグラウンド・スレッドのトレース・ファイルは、初期化パラメータ・ファイルのパラメータDIAGNOSTIC_DESTで指定された自動診断リポジトリ(ADR)ディレクトリに作成されて格納されます。
Oracle Databaseでは、それぞれのフォアグラウンド・スレッドおよびバックグラウンド・スレッドに異なるトレース・ファイルが作成されます。トレース・ファイルの名前には、スレッドの名前が含まれており、その後に拡張子.trcが続きます。フォアグラウンド・トレース・ファイル名の例は、次のとおりです。
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ops_ora_5804.trc -
ops_ora_4160.trc
バックグラウンド・トレース・ファイル名の例は、次のとおりです。
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ops_pmon_1556.trc -
ops_mmon_3768.trc -
ops_lgwr_2356.trc -
ops_dbw0_132.trc
トレース・ファイルもユーザー・スレッド用に作成され、初期化パラメータ・ファイルのパラメータDIAGNOSTIC_DESTで指定されたADRディレクトリに格納されます。ユーザー・スレッド用のトレース・ファイルはoraxxxxx.trcという形式になります。xxxxxは5桁の数字でWindowsのスレッドIDを表します。
親トピック: Windowsでのデータベースの監視