6.9.3.1 GetDataSources
このメソッドは、tnsnames.ora
ファイル内のTNS別名エントリおよびLDAPネーミングが有効化されている場合にldap.ora
内で構成されているLDAPサーバーから取得されたエントリすべての情報が格納された、DataTable
オブジェクトを返します。
宣言
// C# public override DataTable GetDataSources();
戻り値
DataTable
オブジェクト。
備考
このメソッドは、tnsnames.ora
ファイル内に存在するTNS別名エントリごとに、およびLDAPサーバーから取得されたエントリごとにDataTable
オブジェクトを返します。tnsnames.ora
ファイルが見つからず、LDAPネーミングも構成されていない場合は、返されるDataTable
オブジェクトは空になります。
ODP.NET管理対象ドライバのこのメソッドは、すべてのデータ・ソース別名をOracle Internet DirectoryまたはMicrosoft Active DirectoryなどのLDAPサーバーからフェッチできます。ODP.NET管理対象外ドライバのこのメソッドは、LDAPサーバーからのデータ・ソース別名の取得をサポートしません。
Oracle Internet Directory (OID)がTNSネーミング・リポジトリに対して使用されているときは、取得されるTNSエントリの数は1000までという制限があります。
次の列は各行に対して戻されますが、InstanceName
列のみに入力されています。
-
InstanceName
(タイプ:System.String
) -
ServerName
(タイプ:System.String
) -
ServiceName
(タイプ:System.String
) -
Protocol
(タイプ:System.String
) -
Port
(タイプ:System.String
)
プールされた既存の接続に対してTNSやLDAPの情報が変更されても、プールをクリアしないかぎり、呼出し側のGetDataSources
はその変更を返しません。