6.16.4.19 Value
このプロパティは、Parameter
の値を指定します。
宣言
// C# public override object Value { get; set; }
プロパティ値
object
。
実装
IDataParameter
例外
ArgumentException
- 指定したValue
プロパティが無効です。
InvalidArgumentException
: 指定したValue
プロパティが無効です。
備考
デフォルト = null
OracleParameter
オブジェクトが配列バインドまたはPL/SQL連想配列に使用される場合、Value
は、パラメータ値の配列になります。
Value
プロパティは、OracleDataAdapter.Update()
によって上書きできます。
IConvertible
インタフェースをサポートしている場合、プロバイダは、値の型を変換しようとします。指定した型と値に互換性がない場合、変換エラーが発生します。
データベースにnull
パラメータ値を送信する場合、ユーザーは、null
ではなくDBNull
を指定する必要があります。システム内のnull
値は、値を持たない空のオブジェクトです。DBNull
は、null
値を表すのに使用されます。ユーザーは、Status
をOracleParameterStatus.NullValue
に設定して、null
値を指定することもできます。この場合、プロバイダはデータベースにnull
値を送信します。
OracleDbType
およびDbType
のいずれも設定されていない場合、値はValue
から推測されます。関連情報は、次の項目を参照してください。
入力パラメータの場合、値は次のようになります。
-
データベースに送信される
OracleCommand
にバインドされます。 -
プロバイダがデータをデータベースに送信するときに、
OracleDbType
またはDbType
で指定されたデータ型に変換されます。
出力パラメータの場合、値は次のようになります。
-
OracleCommand
の完了時に設定されます(戻り値パラメータの場合にも当てはまります)。 -
データベースからのデータに対して、
OracleDbType
またはDbType
で指定されたデータ型に設定されます。
配列バインディングは、次のパラメータとともに使用します。
-
入力パラメータ -
Value
は、値の配列に設定する必要があります。バインドされる要素の数を示すために、OracleCommand.ArrayBindCount
をゼロより大きい値に設定する必要があります。配列内の要素の数は、
OracleCommand.ArrayBindCount
プロパティと同じである必要があります。同じでない場合、配列内の要素のバインドには、要素の最小値が使用されます。 -
出力パラメータ - 取得される要素の数を示すために、
OracleCommand.ArrayBindCount
をゼロより大きい値に設定する必要があります(SELECT
文の場合)。
PL/SQL連想配列バインディングは、次のパラメータとともに使用します。
-
入力パラメータ - Valueは、値の配列に設定する必要があります。
CollectionType
は、OracleCollection.PLSQLAssociativeArray
に設定する必要があります。Sizeを設定して、PL/SQL連想配列内で可能な配列要素の最大数を指定する必要があります。Size
がValue
の要素の数より少ない場合、Size
は、バインドされるValueプロパティの要素の数を指定します。 -
出力パラメータ -
CollectionType
は、OracleCollection.PLSQLAssociativeArray
に設定する必要があります。Size
を設定して、PL/SQL連想配列内の配列要素の最大数を指定する必要があります。
各パラメータには、1つの値が必要です。null
値を使用してパラメータをバインドするには、Value
をDBNull.Value
に設定するか、Status
をOracleParameterStatus.
NullInsert
に設定します。