4.11 foreignlogRecordSpecifier
目的
foreignlogRecordSpecifier副次句を使用すると、RMANの操作で使用される外部アーカイブREDOログ・ファイル・セットを指定できます。
使用上の注意
外部アーカイブREDOログ・ファイルは、LogMinerセッション中にロジカル・スタンバイ・データベースが受け取ります。通常のアーカイブ・ログとは異なり、外部のアーカイブ・ログは異なるDBIDを持ちます。このため、ロジカル・スタンバイ・データベース上ではバックアップまたはリストアできません。
次の条件が満たされる場合、ロジカル・スタンバイ・データベースでは高速リカバリ領域に外部アーカイブ・ログが作成されます。
-
高速リカバリ領域がロジカル・スタンバイ・データベースで構成されている。
-
LOG_ARCHIVE_DEST_
n
初期化パラメータに、外部アーカイブ・ログを受け取るための適切なVALID_FOR
設定を使用して'LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST'
が設定されている。 -
COMPATIBLE
初期化パラメータが11.0.0以上に設定されている。
構文
foreignlogRecordSpecifier::=
archlogRange::=
セマンティクス
ログが外部アーカイブREDOログ・ファイルであることを除いて、セマンティクスはarchivelogRecordSpecifier
と同じです。
例
例4-21 外部アーカイブREDOログ・ファイルのクロスチェック
この例では、すべての外部アーカイブREDOログ・ファイルがクロスチェックされます。
RMAN> CROSSCHECK FOREIGN ARCHIVELOG ALL;