2.13.10 Oracle Database Quality of Service (QoS) Managementの既知の不具合

この項では、Oracle Database Quality of Service (QoS) Managementの既知の不具合について説明します。

2.13.10.1 Oracle Bug#25369170

Oracle Grid Infrastructureのアップグレード後、Oracle Database Quality of Service (QoS) Management管理アカウント(qosadmin)のパスワードをリセットする必要があります。また、アップグレード前に作成されたユーザーを再作成する必要があります。

回避策:

グリッド・オペレーティング・システム・ユーザーとして次のコマンドを実行してアップグレードを完了した後、Oracle Database QoS Management管理アカウント(qosadmin)のパスワードをリセットします。

qosctl qosadmin -setpasswd qosadmin

新しいパスワードを入力する必要があります(古いパスワードの入力は求められません)。

Oracle Database QoS Managementアプリケーション・ユーザーを再作成するには、グリッド・オペレーティング・システム・ユーザーとして次のステップを実行します。

  1. Oracle Grid Infrastructureをアップグレードする前に、次のコマンドを実行して定義されたユーザーの現在のリストを示します。

    qosctl qosadmin -listusers

  2. アップグレード後、次のコマンドを実行して、各ユーザーを追加できます。

    qosctl qosadmin -adduser <user_name>